採用支援企業が「福証」上場へ

7月にエルガーラホール(福岡市)で開催された外国人留学生向け進学イベント

 福岡証券取引所は8月23日、教育機関支援・採用支援事業などを手掛けるアクセスグループ・ホールディングス(HD、東京、木村勇也社長)の本則市場への新規上場を承認したと発表した。上場予定日は30日で、東京証券取引所スタンダード市場との重複上場となる。福証への新規上場は新興企業向け市場「Qボード」を含め今年3社目で、上場企業数は106社(9月末時点)となる見通し。
 同社は1990年に設立。事業子会社の「アクセスネクステージ」(東京)が今年3月、東京、大阪、名古屋、札幌に次ぐ国内5カ所目の営業拠点を福岡市に開設。7月に同市内で開催した外国人留学生向け進学イベントでは計746人を動員した。2025年3月期は売上高38億円、最終利益は1億7600万円を見込んでいる。福証上場により、九州での事業拡大を目指す。