黒竜江省で進む科学技術改革
2024年12月25日
【寄稿】高橋孝治の中国「深層(真相)」拾い読み(第230回)
『人民日報』2024年12月23日付1面に「黒竜江省は企業の科学技術革新の主要な地位を強化する(黒竜江強化企業科技創新主体地位)」という記事が掲載されました。2023年9月に習近平・総書記が黒竜江省を訪問した際に発した「企業は科学技術成果の核心であり、科学技術成果の現場での転換率を向上させるべきである」という言葉に端を発するようです。これを受けて黒龍江省は、企業が産学研究融合とイノベーションをリードすることを奨励し、科学技術先進企業を育成し、成長させるメカニズムを確立し、産業技術イノベーション提携の形成に主導的な役割を果たすことを支援し、産業の発展をけん引する数多くの重要な技術を形成したとされています。現在、黒竜江省での科学技術政策が熱いようです。

●高橋孝治(たかはし・こうじ)
アジアビジネス連携協議会・実践アジア社長塾講師/大明法律事務所顧問。中国・北京にある中国政法大学博士課程修了(法学博士)。専門は中国法、台湾法。法律諮詢師(中国の国家資格「法律コンサル士」。初の外国人合格)、国会議員政策担当秘書有資格者。現在は、立教大学アジア地域研究所特任研究員、韓国・檀国大学校日本研究所海外研究諮問委員も務める。