スイスの「PPA」新興企業に出資

九州電力本社
九州電力本社

 九州電力(福岡市、池辺和弘社長)は6月11日、インドや南アフリカで中小企業向けにオンサイト太陽光発電事業(PPA)を手掛けるスイスのベンチャー企業「キャンディ・ソーラー」に出資したと発表した。出資額や出資比率は非公表。出資により連携を深め、インドや南アフリカへの事業進出を目指す。
 キャンディ社が行った総額3800万ドル(約60億円)の資金調達に応じた。子会社で海外事業を担うキューデン・インターナショナルを通じて優先株式を取得し、併せて戦略的パートナーシップ契約を結んだ。キャンディ社は2018年設立。顧客企業の敷地内に発電設備を設置して電力を供給するオンサイト太陽光発電事業を手掛け、2024年5月末時点の契約済みの発電出力容量は約11万キロワットに達する。顧客のニーズに合わせた契約形態を提供するのが強みという。