鹿児島・出水に「冷凍食品」工場
2025年02月07日
ニップン

製粉大手のニップン(東京)は1月30日、鹿児島県出水市に冷凍食品の工場を新設すると発表した。同社の冷凍食品の生産拠点は九州では初めて。今年4月に連結子会社となる畑中食品(出水市)の敷地に建設する。生産能力は年1億1400万食で、グループ内の冷凍食品工場としては最大規模となる。2026年度末に完成予定。投資額は170億円。新規雇用は150人の見込み。
ニップンは昨年9月、畑中食品の第三者割当増資を60億円で引き受けて子会社化することを発表していた。新工場では個食パスタや、主食とおかずがセットになった「ワンプレート型」など家庭用商品をつくる。また同社は、研究開発(R&D)施設を神奈川県厚木市から横浜市に移転する。投資額は110億円で、26年10月の事業開始を目指す。同社は冷凍食品を成長領域に位置付けており、増産・新製品開発に向けた体制を整える。