「空飛ぶクルマ」運航目指し連携

鉄道と空飛ぶクルマによる移動が連携するイメージ

 JR九州(福岡市、古宮洋二社長)と「Sky Drive(スカイドライブ)」(東京、福澤知浩社長)は7月4日、Sky社が開発する「空飛ぶクルマ」の九州での運航に向けた連携協定を締結した。事業化の可能性を検討し、将来的なまちづくりや沿線観光地への誘客など地域課題の解決を目指す。
 Sky社は2018年に設立。来年の大阪・関西万博で、乗客を乗せないデモフライトを実施し、26年以降の型式証明取得を目指している。連携事項は、九州での展開地域▽ビジネスモデル▽オペレーションの概要▽想定される需要と収益予測—など。JR九州の駅や商業施設を活用した運航ルートの開設を目指すほか、駅から宿泊施設への移動、離島での通勤・通学、物流も含め事業化の可能性を検討する。