次期学長に女性初の喜納氏

 琉球大(沖縄県西原町)は11月18日、西田睦学長の任期が2025年3月末で満了になるのに伴う次期学長の選考・監察会議を開き、国際地域創造学部教授で副理事・副学長の喜納育江氏(57)を選定したと発表した。喜納氏を含む3人を候補に選考し、喜納氏は740票中305票を獲得した。任期は25年4月から6年間。1950年の同大設立以来、女性の学長は初めてとなる。
 喜納氏は那覇市出身。2000年に米国ペンシルベニア州立インディアナ大院博士課程修了(英米文学)。96年に琉球大法文学部講師に就任。ジェンダー協働推進室長や付属図書館長を歴任し、23年4月から現職。専門は米文学、ジェンダー研究。同氏は「多様性に関する意識の高い、教育研究環境を整備したい」と抱負を語った。