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本誌記事 特集・Food Island
2024年06月号
【REPORT】伝説逸品4年ぶり販売/ギネス記録の巨大木樽(きだる)で製造
老舗調味料メーカーのフンドーキン醬油(大分県臼杵市)は4月、ギネスブックに世界一大きいと認定された醸造用木樽で製造した「世界一木樽醤油」を期間限定で発売した。同商品は2007年、300年前のしょうゆづくりを再現し、しょうゆ本来のおいしさを追求する「世界一木樽醤油プロジェクト」によって製品化された。通常のしょうゆは、半年から1年で製造されるものが多いが、同製品は3年間じっくりと天然醸造され、製造数も限られ…
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本誌記事 特集・Food Island
2024年06月号
【REPORT】業界初のジップ式みそ/地球環境に配慮したエコ商品
みそ・しょうゆなどの調味料メーカー富士甚醤油(大分県臼杵市)は昨年3月、業界で初めてアルミ製のジップ付き袋を採用した「ジップみそやさしさ仕立て」シリーズを発売した。ジッパーの密封性とアルミの遮光性によって、みそを光と空気から守り、保存しやすい点が特徴。これにより、同社基準製品比でプラスチックの使用量を約45%削減した。同商品は、同社の伝統と信頼を受け継ぎ製造した米と麦を合わせたあわせ麹(こうじ)を…
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本誌記事 特集・Food Island
2024年06月号
【TOPIC】熊本都心の花畑広場でフェスタ開催/「くまもと県南フードバレー構想」10周年
熊本県南(八代、芦北・水俣、人吉・球磨の3地域)の豊富な農林水産物の付加価値向上などを目指す「くまもと県南フードバレー構想」が2013年に打ち出されて昨年で10周年。これを記念して今年2月3、4の両日、熊本都心に立地する商業施設「サクラマチクマモト」前の花畑広場を会場に、「くまもと県南フードバレーフェスタ」が開催された=写真。 当日は、同構想の推進母体である「くまもと県南フードバレー推進協議会」の会員が…
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本誌記事 特集・Food Island
2024年06月号
【REPORT】椒房庵あごだしめんたいこ濃厚だしでおいしく/“道産たらこ”にこだわり“だし”で味わう辛子めんたいこ
博多土産の定番の一つで、毎日の食卓を彩る総菜や料理の材料としても親しまれる辛子めんたいこ。発祥の地である福岡市とその周辺には、100を超えるメーカーが点在し、味わいの追求や開発などに創意工夫を重ねている。 中でも椒房庵の「あごだしめんたいこ」は、異彩を放つ存在だ。“めんたいこ”の表記の上に、“辛子”ではなく“あごだし”と付く。従来的な辛子めんたいこの味わいは、赤唐辛子の効いた調味液に漬け込むことで得ら…
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本誌記事 特集・物流ビジネス
2024年06月号
持続可能な仕組みの構築へ/需要増や「2024年問題」に対応
「経済の血液」といわれる物流が大きな転換期を迎えている。深刻な人手不足を背景に情勢が大きく変わり、国や物流企業が、物流の改善に本腰を入れ始めている。一方、ECを中心に荷動きが活発化しており、九州でも物流施設が相次いで新設されるなど、物流需要がにわかに高まっている。 時間外労働と低賃金 労働力不足解消急務 トラック運転手は、中年層の割合が高く、労働時間は全産業平均より約2割長い。賃金についても全産…
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本誌記事 エリアリポート
2024年06月号
【熊本】廃校舎のリノベが相次ぐ山鹿市/地元企業や有志のアイデアを「地域創生の新モデル」に
少子高齢化の影響で地方都市を中心に公立学校の統廃合が進んでいるが、高額な撤去費用などが要因で放置されているケースがほとんどだ。そんな中、山鹿市では地元企業やかつての卒業生が校舎を取得した上でリノベーションし、第2オフィスやコワーキングスペースなどの複合施設を通じて地域のにぎわい創出を目指す動きがみられる。 廃校を複合施設にリノベ 発起人はかつての卒業生 今年4月、2017年3月に閉校した旧千田(ちだ…
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本誌記事 エリアリポート
2024年06月号
【佐賀】佐賀市南部地域に物流拠点構想/「有沿道路」や「佐賀空港」を生かして経済活性化
佐賀市南部地域は人口減少と高齢化が課題となっている。坂井英隆佐賀市長は雇用創出や定住人口促進などの経済活性化を目指すべく「南部地域物流拠点構想」を掲げる。「2024年問題」や人手不足など物流業界を取り巻く環境が大きく変化する中、有明海沿岸道路や佐賀空港などを生かし、物流需要の喚起や持続可能な物流拠点の創出を目指している。 調査・研究委員会開催 人口減で経済活動縮小 佐賀市南部地域の物流拠点構想は、…
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本誌記事 エリアリポート
2024年06月号
【福岡】雑餉隈周辺でまちづくりが始動/西鉄の新駅「桜並木駅」開業を機ににぎわい創出へ
開業100周年を迎えた西鉄大牟田線の雑餉隈(ざっしょのくま)駅(福岡市博多区)─春日原駅(福岡県春日市)間に今年3月、新駅「桜並木駅」が開業した。同駅周辺では一戸建てやマンションの建設が進むほか、さらに、その周辺でも新たなにぎわいが創出される機運が高まっている。こうした動きを生かして地域の活性化につなげようと、住民主体のまちづくりも始動した。 雑餉隈駅の移設前提が 新駅が開業することに 西鉄大牟田…
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本誌記事 エリアリポート
2024年06月号
【沖縄】スポーツ観光で誘客図る与那原/町の魅力を生かし「新たな機能」を付加して活性化
沖縄本島の東海岸、那覇市から東に約9キロに位置する与那原(よなばる)町にある「与那原町マリンタウン地区」では、新たな経済効果を呼び込む活用方法の検討が進められている。今年3月には、2029年3月の開業を予定する大型MICE施設の近くに、スポーツツーリズムをコンセプトとして三つの公有地を整備することが発表された。官民連携のプロジェクトの本格始動が間近に迫っている。 実現可能性を考慮して 三つのエリア事業先行 …
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本誌記事 エリアリポート
2024年06月号
【鹿児島】曽於市に南九州畜産獣医学拠点/「産業動物獣医師」の研修・実習と地方創生の施設に
畜産を基幹産業とする鹿児島県曽於市に4月、「南九州畜産獣医学拠点」(通称SKLV=スクラブ)が開所した。同市と鹿児島大(鹿大)が連携して県立財部高校跡に整備した。全国的に不足する牛や馬など産業動物獣医師養成のための研修・実習と、新産業創出や交流人口増加などを目指す全国初の複合施設。畜産振興や地域活性化の拠点になることが期待される。 全国屈指の畜産の町 動物福祉に配慮の牛舎 農林水産省から、2022年の市…