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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2024年03月号
〈沖縄〉未来創造協議会が「本気度示す」提言書
沖縄県内の大手企業や金融機関のトップ7人を構成メンバーとする「沖縄未来創造協議会」は発足から10カ月後の昨年12月末、経済強化に向けた提言書を県に提出した。観光消費の向上と地域開発、産業創出により県経済を活性化するため「那覇空港の機能強化と拡充」と「まちづくりと産業創出」について提言。今後、作業部会で具体案について協議を重ね、2027年度に見直しが図られる予定の「新・沖縄21世紀ビジョン」に反映されること…
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本誌記事 テーマリポート
2024年03月号
■第二部/産地◆緑茶◆抹茶などの欧米消費拡大追い風に/国内需要は減少続くも「コロナ禍」きっかけに新たな販路
農林水産物や食品の輸出額は2021年に初めて1兆円を超えた。政府はこれを25年に2兆円、30年には5兆円に増大させる方針だ。その重点品目の一つが緑茶で、欧米では、抹茶(てん茶)など付加価値の高い品目の消費が拡大。九州では鹿児島や福岡の産地で、これを追い風に輸出が伸長している。 コロナ禍で売り上げ4倍増 EC業者との取引が奏功 全国有数の茶の産地である鹿児島県は、荒茶生産量が全国2位で、「知覧茶」などのブラン…
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本誌記事 特集・ホテル
2024年03月号
人材の価値を引き出しサービス力に磨きをかける
ホテル業界は昨年5月からの新型コロナウイルス感染症の5類移行で国内外の観光客が急速に増え、新たなホテルへの投資計画も相次ぐなど、活気を取り戻している。そうした中で九州・沖縄の各ホテルはハード整備とともに、人材の価値を引き出す「人的資本経営」によるサービス力強化で差別化を図ろうとしている。 相次ぐ外資系ホテル開業 目立つマリオット系の展開 コロナ禍が落ち着き、国内外の人流が活発化する中で、2023年か…
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本誌記事 テーマリポート
2024年03月号
■第二部/産地◆食肉◆輸出特化の処理施設南九州に続々/宮崎県で「ハラル認証」の加工場が今年2月に稼働
食肉の輸出額は拡大傾向にある。中でもけん引するのが牛肉で、世界的な和牛ブームを背景に輸出先は増え続けている。近年は、欧州連合(EU)向けの処理施設も増え始め、冷え込む国内消費の挽回を狙う。足元では生産者の高齢化や飼料の高騰など課題はあるが「畜産王国・九州」は攻めの姿勢を崩さない。 世界的な和牛ブーム背景に アジアや欧米向け輸出増加 「世界的な和牛ブームは今後しばらく続くだろう。牛肉の海外輸出は伸…
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本誌記事 テーマリポート
2024年03月号
■第一部/企業◆安川電機◆需要地生産で為替リスクなど低減/米国事業の再強化で初の「産業用ロボット工場」を新設へ
需要地に見合った商品を開発し、需要地で販売する「需要地生産」の方針を掲げ、現在、13カ国・地域の29拠点を擁するサーボモータや産業用ロボットを製造する安川電機(北九州市)は、今や海外売上高比率は7割を超え、23年度上期には中国が全社売上高の24%を占め、日本以外では最大市場となっている。 「モータとその応用」が領域 時代ごとに最新技術に挑戦 ACサーボモータやコントローラ、産業用ロボット、インバータなどを…
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本誌記事 業界・地域リポート
2024年03月号
【人材戦略〈リスキリング〉】中小企業向けに国・行政が支援に動く/TSMC進出きっかけに「半導体人材」の確保が急務
時代の潮流に応じて労働者が新たな技術を学ぶリスキリングの重要性が高まっている。リスキリング大国といわれるドイツは、既存の産業の転換を図ろうと、10年以上前から国を挙げて労働者の学び直しを進めている。日本も政府や地方行政が中小企業などを対象に支援するなど、ようやく動き始めた。 新技術の導入で産業転換へ 独「インダストリー4・0」 昨年の日本の名目国内総生産(GDP)がドル換算でドイツに抜かれ、4位に転落…
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本誌記事 特集・SDGs
2024年03月号
「SDGs経営」で持続可能な成長/自治体の取り組みで地域に広がり
カーボンニュートラルやダイバーシティーなどへの理解が進む中、経営にSDGsを取り入れる動きが徐々に増えてきている。自治体や企業の取り組みに加えて、産官学の連携も見られる。また、若者世代との意識の共有なども進んでいる。 九州・沖縄のSDGs制度 福岡1年で1000超え 国連の提唱で設立された「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」は昨年6月、2023年版報告書の中で、SDGs達成度世界ランキングを発表し…
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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2024年03月号
〈北九州〉戦後「木造市場」の相次ぐ火災は再建難題
年明け早々、北九州市小倉の中心商店街にある日本初のアーケード商店街「魚町銀天街」の一部と、昭和レトロ感あふれる飲食店が軒を並べる鳥町食道街に1月3日火災が発生、消防車44台、222人が出動、被害は約2900平方メートルにわたって燃え広がり、36店舗が焼損する大規模なものとなった。鳥町食道街は戦後の闇市から出発し、魚町銀天街から東に延びる長さ約70メートルの路地に、中華料理店やうなぎ店などの名店のほか、近年は…
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本誌記事 特集・ホテル
2024年03月号
【西鉄ホテルグループ】多くの人に支えられて55周年 これからも皆さまとともに、その先へ
1969年4月の「西鉄グランドホテル」開業を皮切りに、国内外で4ブランドのホテルを展開する西鉄ホテルグループ(福岡市)。グループ55周年のロゴマークは、4ブランドのホテルカラーで水引の「叶結び(かのうむすび)」を表現。各色の3本線は、それぞれ「お客さま」「ホテルスタッフ」「おもてなし」を表している。さらに「ともに進む~伝統のその先へ~」というキャッチコピーには、「グループが55周年を迎えられたのは、一人一…
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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2024年03月号
〈マーケット〉九州の上場企業も「PBR1倍割れ」で対応急務
東京証券取引所が推進する市場改革と企業のコーポレートガバナンス改革の一環で、1月15日にPBR(株価純資産倍率)対応を実施する企業名を記した一覧表を公開する制度がスタートした。九州・沖縄地区の上場企業では、九州電力、西鉄、ふくおかフィナンシャルグループなど複数の企業名があった。東証は昨年3月にプライム市場とスタンダード市場の上場企業を対象に「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」を要請。PB…