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本誌記事 エリアリポート
2024年03月号
【福岡】官民一体で宇宙ビジネス拡大へ/行政が「優れた技術」を持つ企業の参入を後押し
福岡県内で宇宙ビジネスが活発化している。昨年6月には世界的な宇宙国際会議「宇宙技術および科学の国際シンポジウム」が久留米市で開かれ、同年11月には九州経済連合会などで構成される実行委員会が福岡市内で「九州宇宙ビジネスキャラバン」を初開催した。12月には九州大発ベンチャーのQPS研究所(福岡市)が東証上場を果たすなど、宇宙ビジネスで福岡県の存在感が高まっている。 「S|NET自治体」選定 宇宙参入を全面支援 …
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2024年03月号
【エリアフォーカスインタビュー大分/西 貴之 氏 (西石油グループ 社長)】「スポーツツーリズムで地元観光産業の振興へ」
「観光事業への進出で大分を活性化。老舗遊園地『ラクテンチ』を再生へ」 大分県別府市に拠点を置き、石油事業などを展開する西石油グループ(別府市)は、新たな事業分野に挑戦している。直近5年間で、宿泊事業や遊園地の経営などを相次いでグループ化することで、別府の魅力創出に力を注いでいる。西貴之社長は「生まれ育った故郷に恩返しをしたい」と力を込める。 《なぜ中核である石油事業以外の分野に進出したのですか》…
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2024年03月号
【大分】大分市中心部で進む再開発計画/活用方法に注目を集める「大分駅前大規模公有地」
大分市中心部で、行政や民間が主体となった再開発計画が相次いで動き出す。今年4月、JR大分駅北口の再開発事業が本格着工し、エリア周辺では新たなホテルの建設が進むなど県都の玄関口が大きく変貌を遂げようとしている。一方、駅前商店街では急激に空き店舗が増えるなど、にぎわい創出を既存施設に波及できるかが今後の課題として注目される。 荷揚町小跡施設開業へ 末広町再開発本格工事 今年4月、大分市内では旧荷揚町小…
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2024年03月号
【長崎】盛り上がるスタートアップ支援/背景に若年人口の流出と「上場企業ゼロ」の危機感
長崎県でスタートアップ支援の動きが活発化している。自治体や銀行などがビジネスプランコンテストを相次いで開催し、長崎大学にはアントレプレナーシップセンターが設置されている。背景には新たな地場産業が育っていないことで、雇用の受け皿が創出されず、人口が流出していることなどがある。新たな起業家を育成しようという機運は、今後、実を結ぶのか。 数が急増する「ビジコン」 行政や銀行が積極支援 現在、長崎県内…
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2024年03月号
【宮崎】動画で地元農産物の魅力を配信/「市長自ら」出演、普段のイメージと違った一面も
宮崎市の清山知憲市長が出演し、自ら産品をPRするユーチューブ動画が好評だ。市長が直接、生産者と向き合うことに加え、ネクタイを外し、普段の首長とは違った一面を見せる姿も視聴者の関心を引く。一方で県も公式ユーチューブチャンネルで、地元タレントが県の名産品を中心に県の“食”などを発信。若い世代に地元の魅力を改めて感じてほしいとの願いがある。 幻の佐土原ナスを実食 市長が包丁握り食レポ ユーチューブの撮影…
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2024年03月号
【北九州】水道用水供給で広域連携を強化/長年渇水危機に見舞われてきた「行橋市・苅田町」を支援
北九州市が水道事業の多様な広域連携を推進している。同市はこれまで多水源化を進め水源を確保してきたが、時代変化のなかで、既存施設に余力が出てきたことから、近年は、周辺自治体へ水道用水を供給する広域連携を展開している。現在、推進役の県とともに、新たに隣接する行橋市・苅田町にも水道用水を供給する事業の調整を進めており、その行方が注目されている。 北九州市が整備費負担 料金収入などから返済 行橋市と苅田町はとも…
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2024年03月号
【佐賀】武雄と嬉野にインドネシア球団/「アジア50億人市場」を見据えた海外ビジネス創出へ
野球の独立リーグ「九州アジアリーグ」に武雄市と嬉野市をホームタウンとする「佐賀インドネシアドリームズ」が、今春から始まるリーグ戦に参入する。野球が盛んでない地域だけでは競技レベルの向上が難しく、野球大国・日本のリーグに参加することで野球振興につなげる。また、“アジアの多国籍チーム”という特徴を生かし、50億人市場ビジネスの橋渡し役も目指している。 現地国営放送で報道も 経営陣には40歳の若手 「佐賀…
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2024年03月号
【熊本】菊陽町にアーバンスポーツ施設/スケボー・BMX・パルクールの「聖地」目指し整備へ
TSMC(台湾積体電路製造)の進出で脚光を浴びている菊陽町に、九州最大規模のアーバン(都市型)スポーツ施設が整備される。スケートボードやBMXなど若者に人気のある競技の専用施設を常設することで、地域のにぎわいづくりを図るのが狙い。県も2021年にスポーツツーリズム推進戦略を策定しており、町と連携してアーバンスポーツによるまちづくりを目指す。 総事業費は約25億円 9・9億円の経済効果 菊陽町によると、アーバ…
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本誌記事 エリアリポート
2024年03月号
【鹿児島】桜島との架橋建設へ推進協設立/7月の桜島フェリー「運賃値上げ方針」が引き金に
鹿児島市街地と桜島を隔てる錦江湾に橋を建設しようと、桜島の町内会が集まって昨年11月、「桜島架橋建設推進協議会」を設立した。架橋建設運動は約30年前に大隅半島の経済界を中心に始まったが、薩摩半島側と温度差があった。しかし、今年7月のフェリー代値上げに「人口減少に拍車がかかる」との危機感から地元が立ち上がった。運動の加速が予想される。 厳しい経営のフェリー 相次ぐ便数減、値上げ 錦江湾に浮かぶ活火山…
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本誌記事 業界・地域リポート
2024年03月号
【動かすDX〈デジタルトランスフォーメーション〉(23)】全庁的に生成AI活用し負担軽減/ガイドラインを定め全体の3分の1の部署が利用
生成AIは、テキストや画像、音声などのコンテンツをAIが自動的に生成する技術で、2022年に突如、米企業が「チャットGPT」を公開し、日本でも急速に関心が高まった。国も活用を進める流れのなかで、全国の自治体でもその活用が急速に進んでおり、北九州市では生成AIの活用に関するガイドラインを定め、全庁的に活用できる体制を構築、職員の負担軽減と市民サービスの拡充に向けた実証に取り組んでいる。 ガイドラインを策定し活…