財界九州ONLINE本誌記事、財九NEWS、本誌関連イベント等を対象としたサイト内検索が可能です。
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年02月号
寸談余話(4)大海酒飯・山下正博社長/グリーンクロス・久保孝二社長
頑張る隊員さん応援したいと南極・昭和基地に本格芋焼酎贈呈 日本の南極観測拠点である昭和基地では、鹿児島県鹿屋市にある酒造メーカー、大海酒造の芋焼酎が愛飲されている。大海酒飯(鹿児島県鹿屋市)の山下正博社長が、芋焼酎1年分を送ったことがきっかけ。 第64次南極地域観測隊の料理人は、市役所前で飲食店「小料理屋菜」を営む中川潤氏が務める。同氏が1年分の食材の調達をする中、予算は前年並みで「このままでは酒…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年02月号
焼酎の息づくまち「熊本県人吉市 繊月酒造本社工場」
球磨焼酎の古里で120年の歴史 歴代の『自社杜氏(とうじ)』が高めた酒蔵 本格焼酎の原料には今日、芋や麦が使われることが多いが、もう一つの“米”も忘れてはならない。熊本県南の球磨地方はその蔵元が集積する「球磨焼酎」の産地だ。創業120年の繊月酒造(熊本県人吉市)はその代表格の一つ。創業当初から続く歴代の『自社杜氏』が酒造りを担い、高めてきた。 米焼酎産地・球磨地方で 「川辺」や「繊月」を製造 九州固有…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年02月号
寸談余話(5)勝利アセットマネジメントジャパン・高鵑CEO/エクサウィザーズ・小山貴大代表
香港の資産管理運用会社が福岡進出 アジア戦略強化の重要拠点に 資産管理や運用を手掛ける勝利アセットマネジメントジャパン(福岡市)は9月、福岡市で外資系企業初となる「第二金融商品取引業」の登録を受けた。これにより、福岡、アジアでの展開を強化していく。 同社は香港を中心に世界4カ国でサービスを提供し、香港証券市場にも上場しているヴィクトリー・セキュリティーズ(勝利証券)の子会社。同社の日本への海外進…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年02月号
Two of Us/今井 千恵 チエ イマイグループ代表 × 片岡 鶴太郎 タレント・俳優・画家・書家
初めて出会ったのは20年以上前、今井千恵代表が帝国ホテルで主催したファッションショーだった。知り合いに連れられ、見学に訪れた片岡鶴太郎氏は、それまで見たことがない色鮮やかなファー製品を目の当たりにして大きな衝撃を受けたという。全く異なる業界でそれぞれの道を極める両者をつなぐのは“色彩感覚”。女性の美を追求するファッションの色使いと、独自の視点で対象を表現する絵画の色使いは、どこか通底する感覚がある…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年02月号
高橋孝治の中国法表層深層(9)
論理を先行させ形式的審査行う「先定後審」 中国法の運用に関する実態を説明する言葉に「先定後審」があります(注1)。中国の訴訟において、結論が先にあってその後、論理を作る(形式的な審査を行う)という意味です(注2)。結論が先にあって、形式的な審査を後に行うということは、その訴訟の結論はどのように作られるのかという問題があります。訴訟の結論を直接的に作るものとしては「政治」とか「中国共産党の意向」と…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年02月号
KAIL/ふくや社長 川原武浩氏(1期)/福岡県 今村 陽子氏
KAILの卒塾生は、組織・社会・地域を変革し発展させるため、切磋(せっさ)琢磨(たくま)し続け、日々奮闘する。「人財の森」に共通する志は「ギフトを社会へ返す」こと。KAILでの学びがリーダーシップの旅を歩む中でどのように活(い)かされたか。卒塾生が軌跡を語る。 九州・アジア経営塾(KAIL) 九州の産学官が連携して設立した特定非営利活動法人(橋田紘一塾長)。各企業・団体の中核の人材を対象とした「碧樹館(へき…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年02月号
四季漫筆「込み上げる喪失感~故郷の神社にて」
所用で島根県に出掛け、帰路、出雲大社に参拝した。参道には黒松の巨木が並び、針葉樹独特のさわやかな香りが漂う。神域の入り口にふさわしい厳かな空気が砂利道と黒松によって醸し出されていた。 旧暦十月は「神無月(かんなづき)」という。全国八百万(やおよろず)の神々が出雲大社に集まり、出雲以外では神々が不在になるためだ。だから、出雲では逆にこの月を「神在(かみあり)月(づき)」と呼ぶ。興味を引いたのは、…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年02月号
元寇「未曽有の大国難」
元による日本の侵攻 今ウクライナが侵攻に晒されている。2022年2月に始まったロシアによる侵攻では、クリミア半島が奪われ、南部四州がロシアの支配下にある。多くの無辜(むこ)の市民が犠牲となり、その死者数は23年11月現在一万人を超える。 ひるがえって、鎌倉時代中期、わが国はモンゴル軍の侵攻に襲われた。未曽有の大国難「元寇(げんこう)」である。1274年の文永の役、81年の弘安の役と二度あり、いずれも日本軍の…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年02月号
九州大相撲伝「長崎県大村市出身 玉ノ海梅吉(2)」
戦犯容疑逮捕や協会幹部との軋轢で廃業 玉ノ海は実力大関、といわれながら最高位が関脇止まりだったのは、多忙を極める親方稼業との兼務だったことが指摘される。終戦の1945(昭和20)年十一月場所を最後に、現役を引退して親方に専任することになったが、戦時中のあらぬ出来事から、思わぬ落とし穴が待っていた。 それは戦争が激化し、巡業などとてもできるものではなく、100人近い食べ盛りの弟子を抱えた二所ノ関部屋は、…
-
本誌記事 特集・新NISA
2024年02月号
新NISAいよいよスタート/大幅に制度拡充となったNISAで個人の資産形成の新たな時代へ
今年1月から大幅に制度拡充となったNISA(少額投資非課税制度)がいよいよスタートした。この新NISAでは、年間投資上限額の拡大に加え、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用も可能となり、さらに非課税保有期間が無期限となるなど、規模も使いやすさも格段に改善された。日経平均株価は昨年、33年ぶりとなる高値を更新。「失われた30年」と言われるデフレからも脱却傾向にあり、長年叫ばれてきた「貯蓄から投資へ」の環境…