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本誌記事 エリアリポート
2025年02月号
【長崎】滑り出し好調のスタジアムシティ/今後は長崎市内に「集客効果を波及」できるかが鍵に
昨年10月に開業した「長崎スタジアムシティ」に多くの人が訪れている。サッカーJ2の「V・ファーレン長崎」のホーム「ピーススタジアム」、バスケットボールB1の「長崎ヴェルカ」のホーム「ハピネスアリーナ」のほか、ホテル、オフィス棟、商業施設などを擁し、長崎市の新集客施設として好調なスタートを切った。今後は同施設の集客効果を継続的に市内に波及できるかが問われてくる。 2カ月で来場者95万人 平日で約1万人が来場 …
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年02月号
寸談余話(5)NIKUJILLE・有田ジェームス社長/JR九州ファーストフーズ・香川美津子社長
目標は和牛1頭分全ての部位輸出 日本式カット広め素材の魅力発揮 世界的に和牛の人気が高まっている。といっても輸出されるのは、主にヒレやサーロインなどロイン系。「バラなどの非ロイン系は、人気がないというより認知度が低い。こうした部位を含めて、いずれ1頭全ての部位を輸出することが目標」と力強く語るのは、宮崎牛の海外展開を図るNIKUJILLE(ニクジル、福岡市)の有田ジェームス社長だ。 目的の一つは牛肉の日本…
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本誌記事 エリアリポート
2025年02月号
【北九州】安全安心の街のシンボル今年着工/工藤会への頂上作戦から10年で「治安改善」着実に進む
福岡県警察が特定危険指定暴力団の「工藤会」の壊滅を目指した頂上作戦に着手してから約10年が経過、市の刑法犯認知件数は、ピークだった2002年から23年には約85%減少するなど、治安の改善が進んでいる。昨年12月には、工藤会本部跡地に複合型社会福祉施設「希望のまち」の建設が正式に決定し、「安全安心の街づくり」が新段階に入っている。 犯罪発生件数は85%減 地域一丸で暴追活動展開 北九州市の街の発展を長年阻害し…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年02月号
寸談余話(2)南九州大・中瀬昌之学長/積水ハウスGMパートナーズ九州・平田一哲社長
2027年度をめどに学科新設へ 文理融合・横断型の教育を目指す 南九州学園(宮崎市)が運営する南九州大は、2027年度をめどにデータサイエンスを専門とする新学科の設立を目指す。同大が強みとする“食”や“農”などの研究領域にデータサイエンスを掛け合わせることで、より高度な教育・研究を推進することが狙い。中瀬昌之学長は「まだ構想段階で、具体的な中身は学内でこれから決めていく。学科名についても現在、検討中」と話す…
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本誌記事 業界・地域リポート
2025年02月号
【動かすDX〈デジタルトランスフォーメーション〉(33)】自動運転バスで運転手不足解消へ/3次元マップ方式で運転士の介入も可能なレベル2で実証
北九州市や西日本鉄道などが中心となり、大型バスの自動運転の実証に取り組んでいる。自動運転は、国際基準でレベル1~5に分かれており、実証では、システムが進行方向のかじ取りと加減速を行うが、運転士は運転席に座り、常に車両の挙動とシステムの作動状況を監視、必要に応じて運転操作を行う「レベル2」。自動運転技術で、運転士の負担軽減を図るとともに、将来的には無人による運行を見据えている。 レーンチェンジなどを…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年02月号
KAIL/エフ・ジェイホテルズ社長 中島あゆみ氏(13期)/キャタピラー九州 取締役 平塚 俊之氏
KAILの卒塾生は、組織・社会・地域を変革し発展させるため、切磋琢磨(せっさたくま)し続け、日々奮闘する。「人財の森」に共通する志は「ギフトを社会へ返す」こと。KAILでの学びがリーダーシップの旅を歩む中でどのように活(い)かされたか。卒塾生が軌跡を語る。 九州・アジア経営塾(KAIL) 九州の産学官が連携して設立した特定非営利活動法人(橋田紘一塾長)。各企業・団体の中核の人材を対象とした「碧樹館(へきじゅ…
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本誌記事 エリアリポート
2025年02月号
【沖縄】持続可能な観光実現へ目的税導入/「三方よし」の社会達成を目指して必要な経費を新創
コロナ禍が収束し、全国的に観光産業が順調に回復する中、観光施策の財源として法定外地方税に注目する自治体が増えている。沖縄県では有識者や観光産業の関係者らが参加する検討委員会が昨年11月、「観光目的税」の制度概要をまとめた。税額を一定額に定める定額制ではなく、宿泊料に一定の比率を乗じた定率制を導入すれば都道府県レベルでは全国初となる。 都道府県では初となる 定率制での導入目指す 観光目的税検討委員…
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本誌記事 業界・地域リポート
2025年02月号
【Stock Market】福岡プロマーケットに7社が上場/資金調達より「人材採用」「事業展開」に期待
福岡証券取引所(福岡市)が昨年12月16日、プロ投資家向け市場「福岡プロマーケット(FPM)」を開設、新規上場を含む7社が上場した。長(おさ)宣也理事長は「地方証券取引所の機能を強化することで、持続的な成長を目指す企業の支援、ひいては地域経済の発展に貢献していきたい」と新市場開設の意義を語っている。 上場目指す企業の登竜門 九州域外からの上場6社 FPMは、福証にとって本則市場(一般市場)、Qボードに次ぐ…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2025年02月号
DATAでみる九州「宿泊稼働指数」
2024年11月全国の宿泊稼働指数3カ月連続で上昇 前年差は2カ月連続マイナス、沖縄県はプラスに 九州経済調査協会は、2024年11月の宿泊稼働指数に関する調査結果を発表した。全国の宿泊稼働指数は67・5(前月66・0)となり、5カ月連続でプラスだった(図1参照)。前年差はプラス3・3ポイントで、3カ月連続で前年を上回った。コロナ禍前の同月比較でも、24年は19年を上回った(19年11月59・3)。 調査結果を12の地域ブロック別…
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本誌記事 特集・本格焼酎と泡盛
2025年02月号
〈繊月酒造〉
地元で愛される「繊月」 「川辺」に世界的な評価 本格米焼酎「繊月」や「川辺」で知られる繊月酒造(熊本県人吉市)は、熊本県球磨地方特産「球磨焼酎」を代表する蔵元の一つで、創業120年の歴史を誇る。 繊月は、球磨地方で700年続いた相良氏の居城・人吉城の別名「繊月城」に由来。まろやかで旨(うま)みのある味わいで、地元で最も愛飲されている。川辺は、フランス人向けの清酒・焼酎コンクール「Kura Master(クラマス…