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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年11月号
OH!ニッポン「憲法前文を読み直す~求められているものは何か」
唯一、「自衛隊の明記」は首肯できるが、他はあまりに小粒なテーマに思える。前文を見直しの俎(そ)上に上げていないからだ。老生は各条項もさることながら、前文こそ真っ先に改正が論議されなければならないと考える。憲法前文が「国の顔」そのものだからである。 前文は書く。 「日本国民は、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従…
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2024年11月号
refresh/九州エリア広域代表 篠崎 和敏 氏
「旅のススメ」 旅は生業(なりわい)だが趣味でもある。出張があればなるべく前後に予定を空けて、興味が赴く方へ足を運ぶ。観光名所ももちろんいいが、企画ツアーで立ち寄らないようなマイナーな場所もいい。移動手段は可能な限り、ローカルの鉄道やバスを利用する。その方が現地で暮らす人々と同じ空気を味わえるからだ。 ずいぶん前、豪州西オーストラリア州の州都パースからバスで北へ3時間ほど、ケラーベリンという町…
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2024年11月号
寸談余話(2)サクラグループHOLDINGS.・松岡三貴社長/熊本経済同友会(あつまるホールディングス副社長)・島田源太氏
経営引継ぎ4店舗目の新クラブ プライベートサウナ施設開業へ 福岡市を代表する歓楽街・中洲で完全会員制クラブを運営するサクラグループHOLDINGS.(福岡市)は、「櫻ロワイヤル」「しらゆき」「たまより」に加え、今年9月から新たに4店舗目となる「PARK」をリニューアルオープンした。 同店舗はもともと別の経営者がいたが、事業承継の点から同社にM&Aの話が持ち込まれたという。松岡三貴社長は「慎重に検討した結果、運営…
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2024年11月号
Two of Us/山下 大貴 Garoop 社長 × 松下 由依 フリーアナウンサー
子どもから大人まで楽しく生成AI(人口知能)に触れ合える教育型プラットフォームの提供をメイン事業とするGaroop(ガループ)。山下大貴社長は「これまでに積んだ経験を子どもたちや女性のために生かしたい」との思いで起業した。この思いに共感し、事業に協力しているのが福岡を拠点に活躍するアナウンサーの松下由依氏。突然の依頼にもかかわらず「私がお手伝いできることであれば」と快諾したという。そんな二人を結びつけ…
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2024年11月号
Radar
九州産業大で「2024年度年次大会」/日本冷凍空調学会 冷凍空調技術の普及や技術者育成などに取り組む公益社団法人日本冷凍空調学会(東京)は9月3日から6日まで、九州産業大(福岡市)を会場に「2024年度年次大会」を開催した。九州では14年度の佐賀大以来の開催。 全国から研究者ら626人が参加し、「地方開催としては異例」(同学会)の規模となった。初日は「久留米の製氷機工場・ZEB庁舎・酒蔵の見学会」があり、4日から…
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2024年11月号
寸談余話(1)日本ガス・津曲貞利社長/大海酒販・山下正博社長
鹿児島商議所の副会頭に再登板 大学理事長も務め「地元に人材を」 日本ガス(鹿児島市)の津曲貞利社長は今年6月から鹿児島商工会議所の副会頭に再登板した。副会頭4人のうちの一人が任期途中で退任することになり「(岩崎芳太郎会頭からの)強い要請を受けて」受諾。鹿児島国際大理事長も兼務しており「今後は鹿児島の未来を背負って立つ若者を育成する教育事業に力を注ぎたいと思っていたが、つなぎ役として、2011年から16年…
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2024年11月号
あの日あの頃/Gライン・荒牧 敬雄 社長
「大量離職で会社のあり方を大転換」 近年、運送業界ではドライバー不足が深刻化し社会問題にまでなっているが、幸いなことに当社には若い人材が集まってきている。当社のドライバーの平均年齢は33歳、その9割は未経験者だが、現在88台のトラックで日々運送業務を行っている。新規採用も順調で、2022年の応募者数は500人、昨年は700人を突破した。こうしたことが評価され、経済産業省が全国の中小企業を対象に選定する「2023年…
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2024年11月号
四季漫筆「巷(ちまた)を徘徊(はいかい)する「モンスター」(中)」
人格障害という言葉は、不可解で、猟奇的事件を起こした若者について語られ、幼児期の被虐待や家庭不和が原因と主張する専門家がいるが、そうだろうか。過酷な環境で育っても真っ直ぐに成長し、心穏やかに生きている人が圧倒的に多いと思えるからだ。 精神科医・遠山高史が、これまで診察した人格障害的若者には共通した特徴があると書いている(『素朴に生きる人が残る』主婦の友社)。「彼らはおおむね自己中心的で、衝動を…
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2024年11月号
食楽園「愛知県常滑で受け継がれる長崎ちゃんぽん」
九州豚骨ラーメンの主流は長崎ちゃんぽんを手本に生まれたので、ちゃんぽんとはいわば兄弟姉妹。だから両方をメニューに載せる店も多く、食堂系ラーメン店ではそれが普通になっていて、長崎発祥の〔リンガーハット〕は別格としても、九州でもちゃんぽん専門店はそんなに多くはない。 ところが、愛知県常滑(とこなめ)市にはちゃんぽん専門店があって、その名も〔長崎の父ちゃん(似顔絵)と母ちゃん(似顔絵)が作るちゃんぽ…
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2024年11月号
九州の志士「日本写真界の始祖・写真師『上野彦馬』」
上野撮影局を開設した上野彦馬は、長崎に滞在する外国人、高杉晋作などの著名人や風景を撮影した。西南戦争では、従軍写真師として記録写真を撮影し、第1回内国勧業博覧会に出品するなど貴重な写真を後世に残した。また、多くの門下生を育成し、日本の写真界の基礎を築いた。 新しもの好きの父・俊之丞 上野彦馬は、1838(天保9)年、父・上野俊之丞(しゅんのじょう)と母・伊曽(いそ)の四男(第六子)として長崎銀屋町1…