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本誌記事 特集・お菓子
2024年11月号
〈如水庵〉柔らかく繊細な筑紫もち 守り続けるのは熟練の手
代表銘菓「筑紫もち」は、約20人の職人によって作られる。製造工程では、きな粉をまとった餅が三つにきれいに並べられ、容器に均一に納められる。風呂敷包みのような包装紙に、楊枝(ようじ)が1本1本、丁寧に添えられる。これらは全て、職人の手によるもの。餅の柔らかい感覚を損なわないよう、あえて機械を使わず、熟練技術の手作業で行われる。長年の伝統で受け継がれたその技術は、ある意味、機械以上に正確無比である。「…
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本誌記事 特集・お菓子
2024年11月号
〈もち吉〉四季の移ろいを手のひらに 一口サイズの「てのひら日記」
一口サイズのあられ・煎餅が1袋に8種類・8枚詰め込まれた「てのひら日記」。米と水にこだわる「もち吉」(福岡県直方市)の単品商品の中で最も人気があるシリーズだ。黒胡麻(ごま)や海苔巻、しそ味といった定番の種類から栗・黒豆が入った季節限定品もある。家庭用に3種類、贈答用には重宝缶入りや化粧箱入りなど4種類があり、店舗だけでなく通販でも購入可能。 てのひら日記がリブランディングされたのは2001年。8センチ丸…
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本誌記事 特集・お菓子
2024年11月号
〈カステラ本家福砂屋〉今年で創業400周年 カステラで「時をつなぐ」
1624年(寛永元年)創業の福砂屋(長崎市)は、2024年に創業400周年を迎えた。 創業当時から変わらぬこだわりの製法を守り続けている。この手間を惜しまない製法から、ふわっと、しっとりとして馥郁とした味わいが生み出される。同社はカステラづくりの伝統を日々に確かめ、カステラ文化を創造してきた。16代目の殿村育生社長は「『伝統はかたくなに守るものではなく、時代認識を持ち大切に育てていくこと』を肝に命じ、創業…
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本誌記事 特集・お菓子
2024年11月号
〈ひよ子本舗吉野堂〉季節ごとの味「季(とき)ひよ子」 今秋も「栗ひよ子」が登場
ひよ子本舗吉野堂(福岡市)が今年も「栗ひよ子」の販売を開始した。 「栗ひよ子」は季節ごとの味が人気となっている福岡限定の「季ひよ子」シリーズの秋限定の味だ。餡(あん)は国内産「和栗」を熟練の職人が味わい深くまろやかに炊き上げ、代々受け継がれてきた製法特許の白雪餡と合わせ、そこに香川県産「和三盆糖」を加えることで、上品な甘みと口溶けに仕上げている。生地は九州産の小麦粉を使い、栗餡との相性を考えて…
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本誌記事 特集・お菓子
2024年11月号
〈ざびえる本舗〉14年ぶりに新商品を発売へ 新工場稼働で生産力を向上
大分土産の定番「南蛮菓ざびえる」などを製造・販売するざびえる本舗(大分市)は、今年3月に14年ぶりに新商品「南蛮菓Bungo」を発売した。ラム酒漬けのレーズンを白餡(あん)に練り込み、チョコレート生地で包んだぜいたくな一品で、4月から6月にかけて実施された大型観光企画「福岡・大分デスティネーションキャンペーン」に合わせて開発された。 洋菓子と和菓子を融合させた点が特徴で、大分県内を中心に販売され、地元客…
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本誌記事 特集・お菓子
2024年11月号
〈フジバンビ〉国産小麦を100%使用 ドーナツ棒のアイスバーも
九州を中心に駅や空港、百貨店などの売り場を彩る「黒糖ドーナツ棒」は、菓子製造販売を手がけるフジバンビ(熊本市)の看板商品だ。専用の国産小麦100%と、沖縄で育てられた黒糖をふんだんに使用している。近年は、他社とのコラボ商品開発にも注力するなど、幅広いラインアップをそろえることで買い物時間の楽しみを後押ししている。 数ある商品の中でも「黒糖ドーナツ棒アイスバー」の人気が上昇している。定番の黒糖ドーナ…
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本誌記事 特集・お菓子
2024年11月号
笑顔を生み出し 人と人とをつなぐ 各地の銘菓
九州は日本の玄関口として古くから国際交流が活発だったことから、長い歴史の中で東西文化が融合した多様な「お菓子文化」を育んだ。国内外から多くの観光客が訪れる中、お菓子がお土産として親しまれることは、九州の地域文化に対する深い理解につながる。人の笑顔を生み出し、人と人とをつなぐ各地の銘菓を紹介する。
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本誌記事 特集・お菓子
2024年11月号
〈山口油屋福太郎〉“めんべい”の味わいを再現 一口サイズの「博多のめ印」
山口油屋福太郎(福岡市)の看板商品「めんべい」は、博多土産の大定番。辛子めんたいこ風味のせんべいで「噛(か)めば噛(か)むほど素材のうま味を楽しめる」(同社)おいしさが自慢だ。今年で発売から23年になり、九州各地の物産などとコラボした商品も生み出されるなど広がりを見せている。 そんなめんべいの味わいを再現した一口サイズのせんべい「博多のめ印 基本のめんたい味」が人気だ。めんべい誕生20周年を記念し…
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本誌記事 特集・九州電力グループ
2024年11月号
持続可能なコミュニティの共創への挑戦を加速/地域・社会とともに発展・成長することを目指して
九電グループは、地域社会とともに発展・成長することを目指している。持続可能なコミュニティの共創に向けた取り組みの一環として今年4月、鹿児島県薩摩川内市に複合施設「センノオト」を開業した。中心市街地の持続的な賑(にぎ)わい創出を図ることで、他の事業とのシナジー効果につなげることも見据えている。他方、川内発電所跡地では、循環経済と脱炭素化の推進による持続可能な社会の構築に向けた取り組みも始まっている…
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本誌記事 ズームアップ(企業・団体)
2024年11月号
【ZOOM UP】〈85周年〉日本乾溜工業「地域の安全に貢献し進化する企業」
1939年に創業した日本乾溜工業(福岡市)は、今年85周年を迎えた。兼田智仁社長は「地域や取引先のみなさまに支えられて今日の日本乾溜工業がある。今後も地域安全に貢献し続けたい」と話している。 新中計の目標実現のため組織改正 電極用ピッチコークスを製造・販売する化学製造メーカーとして1939年に創業した日本乾溜工業。社名に冠した『乾溜』はコールタールを化学的に分解してピッチを作り出す祖業に由来するが、同…