財界九州ONLINE本誌記事のみを対象としたサイト内検索が可能です。
-
本誌記事 エリアリポート
2024年11月号
【佐賀】広がる地域循環共生圏の取り組み/豊かな自然環境を生かし「持続可能な社会」を目指す
佐賀県唐津市は7月、環境省が提唱する地域資源を生かした持続可能な社会の目指す「地域循環共生圏」の実現に向けた取り組みを開始した。市は再生可能エネルギー導入にも積極的であり、市が有する資源を生かしていく考えだ。県も「世界海洋プラスチックセンター(仮称)」の設立に向けて動いており、鹿島市は棚田の保全や干潟の再生活動に取り組んでいる。 今年度から唐津市で開始 3カ年計画で実現目指す 環境省が提唱してい…
-
本誌記事 エリアリポート
2024年11月号
【宮崎】都城で市民向けに地元の魅力PR/あって当たり前だった「豊かな自然の良さ」を再発見
宮崎県都城市のアウトドア施設「スノーピーク都城キャンプフィールド」が盛況だ。今年4月に開業して半年もたたないうちに、目標としていた年間来場者数19万人を突破。県外からの来場者が目立つ中、意外にも開業をきっかけに初めて同地へ訪れた地元の若い世代が多いという。市内では現在、当たり前とされてきた豊かな自然を改めて見直そうという動きが民間からも現れ始めている。 生まれ変わった景勝地 初訪問の若い世代も …
-
本誌記事 エリアリポート
2024年11月号
【大分】宇宙港計画で新たな構想が進展か/課題のロケット打ち上げ「許可申請の緩和検討」進む
大分県が大分空港を拠点に進める「宇宙港計画」は、当初打ち上げを予定していた米国企業が昨年経営破綻し、暗礁に乗り上げた。こうした中、県が米国の別企業と進める国際宇宙ステーションと地球を結ぶ宇宙往還機の同空港への着陸計画に期待が集まっている。一方、打ち上げ許可申請の緩和など法改正の検討が進められており、今後の動向が注目される。 米シエラ社が大分訪問 運用開始時期は不透明 今年7月、「宇宙港計画」を…
-
本誌記事 エリアリポート
2024年11月号
【福岡】都市圏で好調続くマンション市場/中央区の高額物件ほど売れる現象で進む「ミニ東京化」
福岡都市圏のマンション販売は相変わらず堅調に推移しているようだ。不動産価格、建築費が上がり、販売価格も上がっているにもかかわらず、多くの物件が好調な売れ行きを見せている。中でも中央区の地下鉄沿線の物件は好立地のために人気を集めており、高価格にもかかわらず売れ行きが好調なことから、「ミニ東京化」と表現する人もいる。 右肩上がりの平均坪単価 ターゲットは県外顧客 不動産市場を調査している九州産業研…
-
本誌記事 エリアリポート
2024年11月号
【鹿児島】サンロイヤルホテルが移転を要望/鹿児島港本港区での「MICE」施設は実現するのか…
鹿児島港本港区の県有地・住吉町15番街区の開発構想がにわかに動き出した。鹿児島サンロイヤルホテルが8月、現在の鹿児島市与次郎からの移転新築を県に要望したのに続き、鹿児島商工会議所もホテル、MICE施設、場外市場、レストランを整備する利用案を提示した。これを受けて県は、公平性を保つため事業者や詳細な計画を公募する意向を示している。 長期定期借地での移転 経営持続の唯一の手段 鹿児島サンロイヤルホテルを…
-
本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2024年11月号
〈沖縄〉MICE建設「入札不調」で実現に疑問の声
「想定どおりの結果。全く驚きはない」─。沖縄県が本島東部にある与那原町と西原町にまたがる通称「マリンタウン地区」に建設を予定するMICE施設の入札で、期限の9月18日までに参加を表明する企業が現れなかったことに関して、ある地元経済人は淡々と語った。同じような発言したのは、この人物だけではない。県は条件や工期などを見直した上で再び入札広告をする方針を示している。ただ、予定する2029年の開業は、極めて困難な…
-
本誌記事 業界・地域リポート
2024年11月号
Focus Okinawa【公共交通】無料乗り放題で路線バスの利用促進/「積年の課題」解決に向けて大胆な発想で社会実験
ユニークな手法を取り入れて、積極的な路線バスの活用を促す事業に取り組んできた沖縄県で、9月の水曜と日曜(全8日間)の路線バスを終日無料で乗り放題とする事業が行われた。初の実施となった同事業で得られた結果を活用して県は、公共交通の利用環境の改善や地域のにぎわい創出、まちづくりなどにも活用することにしている。 「公共交通の適度な利用に 転換するきっかけ」が狙い 毎週水曜と日曜の路線バスを終日無料で乗…
-
本誌記事 業界・地域リポート
2024年11月号
プロジェクト【不動産開発】首都圏で稼ぐ西鉄・JR九州の2社/大手デベロッパーひしめくマーケットで存在感示す
西日本鉄道(福岡市)と九州旅客鉄道(同)の交通系2社が、首都圏および関西圏で不動産開発を急拡大させている。西鉄は2023年度の開発実績がすでに県内分を上回っており、JR九州も複数の開発プロジェクトが進行中。福岡圏のマンション市場では、大手デベロッパーの開発ラッシュが続いているが、地元勢も返す刀で敵陣に切り込んでいる。 首都圏での売り上げが急増 県内売り上げを上回る西鉄 西鉄とJR九州の住宅事業は、首都…
-
本誌記事 業界・地域リポート
2024年11月号
FOCUS 福岡市【交通体系】新線11ルート案B/Cは1に届かず/博多駅起点コースにニーズあるも「巨額の整備費用」ネックに
福岡市は、交通政策の基本的指針となる「都市交通基本計画」の2025年度の改定に向けて動いている。現行の計画は約10年経過しており、昨今の社会変化を踏まえ、市内各拠点へのアクセス強化について新線11ルートを概算したが、いずれも費用対効果(B/C)は1に届いておらず、実現性には高いハードルがありそうだ。 九大伊都キャンパスに「LRT」 整備コストはもっとも安く 福岡市の人口は、2035年をピークに減少に向かうと予測…
-
本誌記事 業界・地域リポート
2024年11月号
【動かすDX〈デジタルトランスフォーメーション〉(31)】メタバース上で通学し卒業資格取得/広域通信制高校の特長生かし「気の合う仲間づくり」を支援
熊本県天草市にアバターで通えるコースを今年4月から設けた通信制高校がある。メタバースからの通学で、通常の高校と同じ資格を得られる。生徒は好きなアバターの姿で学び、通学時間の軽減や他者とのコミュニケーションが苦手な人も、心の負担なく学校生活を満喫できる。「高校に通いたくても通えない」生徒の学びの場となっている。 地方高校統合など通学不便に 不登校生徒の受け皿の側面も アバターで通える通信制高校が…