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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2024年12月号
〈海外展開〉「アキラHD」が台湾へ鮮魚類販売店を出店
福岡市中央卸売市場で仲卸業を営むアキラグループの持ち株会社アキラホールディングス(HD、福岡市、安部泰宏社長兼CEO)傘下のアキラ水産(同市、上田浩祐社長)は今年9月、台湾台北市にある遠東SOGO復興店にあるCity Super内に水産品やその加工品などの販売店をオープンした。同卸売市場で海外出店を果たしたのは、同社が初めて。近年、海外では、日本食への関心の高まりから日本産の食材の需要も高まっているが、高い品質を…
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本誌記事 特集・カンパニズモ(郷土愛)
2024年12月号
REPORT(2)〈QOLの向上〉全世代が安心して生活できるまちへ/若者が地元で暮らす「夢を描ける」事業を積極展開
霧島市が目指すのは、地域経済の活性化、医療・福祉の充実、観光振興、教育・文化の充実など、全ての世代が安心して暮らせるまちの実現。この目的を達成するため、若者が地元での生活に夢を描けるような事業や移住希望者にとって魅力度の高いまちである事業を積極的に実施している。 移住先として高い人気 その背景に住みやすさ 市のホームページによれば、2008年度に移住定住促進補助制度が始まって以降、昨年度までに市へ…
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本誌記事 エリアリポート
2024年12月号
【鹿児島】東西道路整備で県都の渋滞緩和へ/道路の混雑度は全国県庁所在地で「ワースト」
鹿児島市の道路の混雑度は全国の県庁所在地でワースト。そんな不名誉なデータが今年2月、国土交通省九州地方整備局鹿児島国道事務所から示された。その渋滞緩和策の一環として、九州自動車道鹿児島ICと中心市街地を結ぶ鹿児島東西道路の整備が進んでいる。道路用トンネルとしては九州で初めてシールドマシンを使った地下掘進工事で、来年夏とされる貫通が待たれる。 中心部入り口がネック 市は渋滞対策計画策定 鹿児島国道…
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本誌記事 特集・カンパニズモ(郷土愛)
2024年12月号
【地域トピック】「地域を丸ごと味わう発想で“ゲンセン霧島”の浸透図る」
霧島市は「きりしま食の道10カ条」に沿った産品や活動を1年に1度、霧島ガストロノミーブランド「ゲンセン霧島」として認定している。ガストロノミーの「地域を丸ごと味わう」という発想に基づき、霧島の大自然が育む水や農林水産物、先人らから継承してきた食の知恵と技、食文化を生かした「美味(おい)しい霧島」の創造に取り組む。この指針に基づいて、今年1月には66の認定品に選出された。 「きりしま食の道10カ条」とは…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年12月号
九州の志士「紙幣用紙を開発した開化人『中村祐興(すけおき)』」
旧柳川藩士で明治政府の官僚を務めた中村祐興は大蔵省紙幣寮の初代抄紙(しょうし)局長として、証券や公債用の貴重紙「中村紙」を開発、紙幣用紙の改良に尽力した。「心身統一法」の創始者である中村天風の父としてもよく知られる、常に時代を先取りした“開化人”中村祐興の生涯をたどる。 柳川藩士から政府官僚へ 中村祐興は1829(文政12)年、筑後国山門郡山川村原町(現・福岡県みやま市山川町原町)で父・中村一甫、母…
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本誌記事 特集・有明海広域圏
2024年12月号
沿岸地域発展に向け連携気運/「有明海沿岸道路」は佐賀・熊本へさらに延伸
有明海沿岸地域では熊本県で「有明海沿岸道路」(有沿道路)の2期工事が本格化し、インターチェンジ(IC)設置予定の荒尾競馬場跡地(荒尾市)で複合商業施設の整備が進む。南部では、熊本~島原を結ぶフェリー航路が半導体産業のサプライチェーンをつなぐ「シリコンシーライン」構想が浮上。北部でも佐賀県で有沿道路の整備が進み、九州佐賀国際空港や三池港の活用が期待される。沿岸地域では、県域を越えた官民の連携機運が高…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年12月号
寸談余話(1)FFFホールディングス・中村克久CEO/中部興産・新垣貴雪社長
沖縄の東洋商会を子会社化 シナジー発揮で営業を加速 住宅設備機器卸販売、施工の冨治商会(福岡市)を中核とする持ち株会社FFF(スリーエフ)ホールディングス(同市)は10月1日付で、沖縄で住宅設備機器卸販売やユニットバス、システムキッチンなどの販売・施工を手掛ける東洋商会(那覇市)の株式を譲り受け、子会社化した。中村克久CEOは「お互いにTOTOの一次代理店で、亡くなった(東洋商会の)先代社長は若いころ冨治商…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年12月号
Two of Us/柳瀬 隆志 嘉穂無線ホールディングス 社長 × 鈴木 優輔 LINEヤフーコミュニケーションズ 社長
経営者はときに孤独な存在である。最後は己を信じて決断を下す。経営の神様の異名を持つ松下幸之助も「経営者の決断は実に孤独な仕事」という言葉を残している。そんな経営者を支えてくれる大きな存在が同じ経営者だったりもする。柳瀬隆志社長、鈴木優輔社長が参加する「南区会」は、福岡市南区にゆかりのある経営者たちの寄り合い。会食で近況報告したり、ランニングでともに汗を流したりして公私にわたりお互いを支え合う。…
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本誌記事 業界・地域リポート
2024年12月号
【Archive/アイランドシティ】まちづくりは積水の住宅開発が主導/お荷物の埋立地に「照葉のまちづくり」を始めて来年で20年
今では福岡市都心部の高級マンション「グランドメゾン」のデベロッパーとしての積水ハウス福岡マンション事業部だが、元々は海際の大規模開発を担う部署だったことはあまり知られていない。「シーサイドももち」の実績を背景に、当時、住宅開発で行き詰まっていたアイランドシティのまちづくりは、積水抜きでは成立しなかったと言っても過言ではない。 バブル崩壊も甘い見通し 地元金融団も慎重姿勢に 福岡市東区にあるアイ…
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本誌記事 春夏秋冬
2024年12月号
伊集院静さんの「大人の流儀」
直木賞作家の伊集院静さんが妻の夏目雅子さんを亡くして7年後、女優の篠ひろ子さんと結婚したとき、山口県防府市に住む父から「おまえ昨晩の、ニュース番組を見たか」と電話があった。あるニュース番組のキャスターが、番組が終ろうとするとき、こう言ったのだ。 「ええ…、どうでもいいことですが、作家の伊集院静と女優の篠ひろ子さんが結婚したそうです」 父は「どうでもいいとはどういうことだ。互いに親もあり親戚もあ…