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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年10月号
あの日あの頃/正晃ホールディングス・印 正哉 会長兼CEO
昼夜問わずの猛勉強で事業基盤を確立 父・正司が創業した正晃化学薬品商会(1988年に「正晃」に社名変更)に入社したのは79年、25歳のころだった。創業当時は実家の近くに会社があり、大学の医学部や薬学部、病院などを回って、医療研究用の試薬や臨床検査用の検査薬を販売していた。父がリヤカー1台で始めた商売も年月がたてば、それなりに業界内で知られるようになっていた。私は、父の勧めで3年間、奉公した試薬大手・和光…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年10月号
寸談余話(3)柴田産業・柴田靖典社長/筑水キャニコム・包行良光社長
LPガス業者の不動産事業が好調 賃料100万円越えでも実需あり LPガスの供給を主業とする柴田産業(福岡市)の不動産事業が好調だ。同社が開発する賃貸マンション「アクシオン」シリーズが福岡市内で続々、完成する。特徴は、同市内の賃貸では珍しい高品質設計。ガラストップキッチンや浴室テレビなどもある。来年3月、市内舞鶴地区に完成する物件の上層階は4LDKで3戸限定。いずれも賃料100万円を超える。柴田靖典社長は「人口集…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年10月号
ホークス「世界の野球キッズが福岡に 王会長が大会に込めた想い」
この夏、福岡で開催されたWCBF世界少年野球大会。WCBFの理事長を務める王貞治会長の熱い想(おも)いに迫る。 14の国と地域から 子どもたちが集結 7月下旬から8月頭にかけて、福岡で「第30回世界少年野球大会」が開催された。同大会は、福岡ソフトバンクホークスの王貞治球団会長と米国を代表する強打者だった故ハンク・アーロン氏が「正しい野球を全世界に普及・発展させるとともに、世界中の子どもたちの友情と親善の輪を…
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本誌記事 特集・くまもと
2024年10月号
【REPORT▶︎県北】持続可能なまちづくりを構築へ/地域資源を磨き上げ交流人口の増加目指す
県北部は菊池温泉や平山温泉など、歴史や自然あふれるエリアとして発展してきた。人口減少社会が進む中、菊池市では菊池温泉街のかつてのにぎわいを取り戻そうと「菊池温泉街リブランディング構想」を策定し、温泉街再生への取り組みを進めている。山鹿市では、少子化で廃校となった学校を民間主導でリノベーションするなど、にぎわい創出に向けた動きが本格化している。 宿泊施設は全盛期の4割 10年以内に消滅可能性も 菊…
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本誌記事 特集・くまもと
2024年10月号
【INTERVIEW】熊本市長 大西 一史氏「県とこれまで以上に連携し政策打ち出す」
県人口の約4割が集中する県都・熊本市は、都道府県並みの権限を持つ県内唯一の政令指定都市(政令市)だ。市長3期目の大西一史氏は、都市機能や暮らしの質の向上、また同市を中核とする熊本都市圏の連携による発展にも意を注ぐ。懸案だった市庁舎の新築移転も動き出し、新たな街づくりの進展も期待される。 交通渋滞対策で7月にトップ会談 ─熊本では今年4月に木村新県政がスタートしました。16年ぶりの知事交代となりました…
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本誌記事 特集・くまもと
2024年10月号
【TOPmessage】崇城大学 理事長 中山 峰男 氏「『逆境の夢』が実り変わる熊本 変える人材をつくる教育を」
今年3月の知事選で木村敬知事が誕生した。蒲島(郁夫)県政の流れを承継し、副知事などを務めた経験を生かして、未来社会への道程を築いてもらいたい。思えば、4期16年に及んだ蒲島県政には、難事がつきまとった。1期目は「川辺川ダム問題」、2期目は「熊本地震」、3期目は「令和2年7月豪雨」、4期目は「コロナ禍」と次々に難しい問題に直面。しかし、前知事は常々「逆境の中にこそ夢がある」と語り、これらの問題を乗り越えら…
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本誌記事 テーマリポート
2024年10月号
【運賃決済】熊本の5社が交通系カード廃止へ/更新期でのコスト負担回避して「タッチ決済」に移行
熊本県内の路線バスなどが、今年12月から順次、Suicaなどいわゆる全国交通系ICカード(以下、交通系)による運賃支払いのサービスを停止し、代わってクレジットカードなどのタッチ決済に移行する方針を明らかにした。全国交通系に対応する機器の更新時期(2025年度)が迫る中、更新費用が約半分に抑えられる。 交通系の利用率は約24% 更新費用に補助金使えず 移行を発表したのは、熊本都市圏を中心に路線バスや鉄道などを…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年10月号
寸談余話(5)住友生命保険・松山雅映常務執行役員兼九州本部長/福岡食肉市場・吉田満社長
「Vitality」の会員数136万人突破 地域になくてはならない保険会社へ 4月1日付で着任した住友生命保険(大阪市)の松山雅映常務執行役員兼九州本部長は兵庫県出身で、九州エリアの勤務は10年ぶりとなった。久しぶりの九州について松山本部長は「ビルの建て替えが進み、またインバウンドを中心に人流も増えており、地域全体の勢いを肌で感じている」と笑顔で話す。 2018年に開発した「Vitality(バイタリティ)」は行動経済学…
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本誌記事 特集・くまもと
2024年10月号
【TOPmessage】阿蘇市長 佐藤 義興 氏「阿蘇五岳中心に壮大な景勝地。『世界文化遺産』登録にも注力」
阿蘇市は、阿蘇五岳を中心とする世界最大級のカルデラや日本一広大な草原、田畑が広がる阿蘇谷とそれらを取り巻く阿蘇外輪地域で形成されており、世界屈指の壮大で美しい景勝地だ。市の大部分は今年で指定90周年を迎える「阿蘇くじゅう国立公園」内に位置し、野焼きや放牧などの生業によって維持してきた草原は1000年以上といわれる人々の営みによって形成された文化的景観だ。また、昨年に引き続き、今年10月に「ツール・ド・…
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本誌記事 特集・オフィスビル
2024年10月号
街の新たなランドマーク誕生へ/次世代に向けて中心部で相次ぐビル開発
九州・沖縄では次世代に向けた街づくりが進み、各地で新たなニーズに対応したオフィスビルの建設や計画が進んでいる。現在の街づくりにおけるオフィスビルの位置づけや変化などについてレポートし、新たなオフィスビル開発の動きやその内容を紹介する。 「天神BB」が後押しして 福岡市内で竣工相次ぐ 福岡市の中心繁華街である天神エリアを中心に、大規模な再開発によるビル建設工事が進行している。2015年から市は、天神地…