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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年03月号
寸談余話(2)/日本乾溜工業・兼田智仁社長/エコー電子工業・柗本清人社長/日本管財・髙山耕一郎本部長
C・M・X事業部を新たに設置し 建設事業の変革を推進する 昨年10月に新たな中期経営計画をスタートした日本乾溜工業(福岡市)。兼田智仁社長は「2024年問題に対応し、DXなどを活用した建設事業の変革を推進する部署としてC・M・X事業部を設置した。建設業界が抱える課題を解決していきたい」という。 建設業界は24年問題への対応を迫られており、同社にとっても頭の痛い問題であることは間違いない。これに対して同社では、…
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2024年03月号
寸談余話(4)楽天地・水谷崇社長/JTB・篠崎和敏九州エリア広域代表
博多区祇園に本社を拡張移転 人流増で過去最高の売り上げへ 「元祖もつ鍋 楽天地」を12店舗運営する楽天地(福岡市)は昨年9月、本社を「博多祇園センタープレイス」に拡張移転した。博多と天神の中間に位置する好立地で、水谷崇社長は「オフィスデザインはモノトーン系を配色することで、働きやすさを重視した」と笑顔で話す。 コロナ禍後の人流増加を背景に来店客が伸長し、今年度は過去最高の売上高約22億円を見込む。特…
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2024年03月号
refresh/商船三井・大久保 昌彦 九州支店長
「海・風・我が一体に」 時間を見つけてはウインドサーフィンを楽しんでいる。ウインドサーフィンはセールを張ったリグとボードのシンプルな構造で、動力は自然の風のみ。うまく風と一体化できれば、かなりのスピードで海上を帆走できる。何より日常の喧騒(けんそう)から離れ、海原で自分だけの世界に没頭できるところが良い。 始めたきっかけは慶応義塾大のサークルだった。1980年代当時は、ちょうどウインドサーフィンが…
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2024年03月号
九州の志士「大牟田の近代化を進めた『団琢磨(たくま)』」
1858(安政5)年に生まれた団琢磨は、1888(明治21)年に三池炭礦社の事務長に就任し、後に三井財閥の本社・三井合名会社の理事長に就任した。三池炭礦社の技術的発展を促進し、三池築港など大牟田の発展に貢献したが、1932(昭和7)年に血盟団員によって暗殺された。 アメリカ留学の経験 1858(安政5)年、福岡藩馬廻(うままわり)役の父・神屋(こうや)宅之丞と母・やすの四男として荒戸4番町(現在の福岡市中央区荒戸3…
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2024年03月号
焼酎の息づくまち「鹿児島県徳之島 奄美大島にしかわ酒造 本社工場」
奄美の“黒糖焼酎”を島外にも─ 紙パックで広めた『島ナポ』の古里 鹿児島には芋焼酎だけでなく、奄美群島の黒糖焼酎もある。東洋のラム酒とも称され、群島内を中心に愛飲されてきた。奄美大島にしかわ酒造の「島のナポレオン」がそこに新風を吹かせ、島外にも愛飲者を広げた。“長寿の島”そして“子宝の島”として知られる徳之島にその古里がある。 喜び分け合う“子宝の島” 出産祝いで200人の宴 焼酎の原料と言えば、芋や麦が…
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2024年03月号
元寇「羅針盤と混一疆理歴代国都地図(こんいっきょうりれきだいこくとちず)」
渡海の厳しさ モンゴル軍は、文永の役においては高麗軍、弘安の役においては高麗・旧南宋両軍とともに渡海し、日本を侵攻してきた。しかし、この渡海はそう簡単ではなかったはずだ。 朝鮮半島・中国大陸から日本(最終的には博多湾、大宰府)を目指すとき、距離と方位がわからなければ、それは厳しい。航海で目的地の位置を知るには、羅針盤と地図が不可欠である。しかし、羅針盤は当時すでにあったとして、距離を知る地図は…
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2024年03月号
ゴルフ知恵袋「冬場のスイングづくり」
今年は暖冬傾向とはいえ、ぐずついた天気ともなればやはり寒くて外へは出たくない季節です。こんな時期だからこそインドアや暖房器具付きの打ちっ放しの練習場で、もうすぐ訪れるゴルフシーズンを前に、しっかりとスイングづくりをしておこうと思っている人も多いのではないでしょうか。では、どんなスイングづくりを志したらよいのでしょうか。 答えは一つ。スイングのタイミングづくりです。しかし、雑誌などでたびたび目に…
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2024年03月号
食楽園「王貞治さん実家の〔五十番ラーメン〕」
まだダイエーホークス時代の1999(平成11)年1月のこと。就任早々の根本睦夫球団社長が、王貞治監督をはじめ首脳陣が顔をそろえたコーチ会議でこう言った。 「コーチ連中に言っとくけど、お前ら、監督に遠慮しすぎなんだよ。“世界の王”だと思って接しているからそうなるんだ。この王君はラーメン屋のせがれなんだよ」 その場にいたコーチたちは度肝を抜かれたが、この会議をきっかけに監督とコーチの溝が消え、選手間に好影…
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2024年03月号
九州大相撲伝「日本統治下の朝鮮咸鏡南道洪原郡出身 力道山光浩(1)」
プロレス王者より力士時代の自分が好き 1956(昭和31)年春、パリ空港でのこと。女優の岸惠子さんはエール・フランス航空のカウンターで高額な超過料金を請求され驚いた。日仏合作映画『忘れえぬ慕情』出演の契約金をはたいて買った骨董品や、写真に凝っていたのでドイツ製カメラ「ライカ」と交換レンズなどの付属部品が対象になったらしい。そんなこと思ってもみなかった恵子さんは、支払うお金など無いので抗議した。 「わ…
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2024年03月号
閑人閑話「嘆くなかれ」
誰が言い出したのか、「35歳限界説」というものがあるらしい。『転職も結婚も、積み重ねてきた経験というプラス要因を、年齢というマイナス要因が上回る、その分岐点が35歳』というのだ。30代前半の男性公務員が新聞紙上でこう嘆いていた。 「真面目だけがとりえ。職場の花形部署で必死に頑張りましたが、結果という事実を出せず焦るばかり。婚活も同じです。35歳限界説は理にかなっていると思うようになりました。そんな状態…