財界九州ONLINE本誌記事のみを対象としたサイト内検索が可能です。
-
本誌記事 テーマリポート
2024年09月号
【正晃】試薬卸老舗が半導体の流通に参画/成長支える既存事業に次ぐ「新たな柱」にPT結成
試薬・医療機器ディーラーの正晃(福岡市)はこれまで、主に医療機関や大学の研究機関などに製品を卸し続けてきた、今年から半導体関連企業との取引を活発化させている。同社の関係会社が取り扱う製品のうち、半導体製造に有用な製品をサプライチェーンに乗せる。将来的には、同社の成長をけん引する事業の一つにしたい考えだ。 わずか3人で試薬卸を創業 リヤカーに積み営業回り 正晃は1950年、先々代の印正司氏が親戚の誘…
-
本誌記事 テーマリポート
2024年09月号
【WASHハウス】コインからセルフ大胆に業態刷新/「独自のシステム開発」で同業他社との差別化に成功
「洗濯を無料で提供する」─。不動産事業から転換し、国内最大のコインランドリーチェーンとなったWASHハウス(宮崎市)が掲げる目標は、創業時から変わらない。今年7月、中国の国営企業と共同開発を進めてきた新製品が完成し、新たなステージに移行しようとしている。その背景には、これまで先を見越して手掛けてきた複数の取り組みがある。 同業他社との差別化を図るシステムで価格競争回避 「『洗濯を無料で提供する』と…
-
本誌記事 テーマリポート
2024年09月号
企業継続に不可欠な“発想”と“決断”で事業再構築
-
本誌記事 テーマリポート
2024年09月号
【三井松島ホールディングス】脱炭素社会見据え複合企業に転換/ニッチで「渋いものづくり企業」を主にグループ化
三井松島ホールディングス(福岡市)は創業110年を超える老舗企業。祖業は石炭で、日本の高度経済成長を支えてきた。炭鉱閉山で厳しい時期もあったが、2000年代は新興国の石炭需要が高まる中、海外の炭鉱の権益を持つことで高収益を上げた。一方、世界的な脱炭素の流れを受け、脱石炭を目指して、M&Aによる複合企業への転換を進めてきた。 今年3月に石炭事業から撤退 M&Aを主とした投資会社へ 三井松島ホールディングスの始…
-
本誌記事 テーマリポート
2024年09月号
【サニックス】分社化で主要事業の責任を明確化/HD体制で2030年に「売上高1000億円」目指す
サニックス(福岡市)は来年春、創業50周年を迎える。そのタイミングで子会社を設立し、「ホールディングス」への体制変更を明言している。祖業であるシロアリ駆除をはじめとする住環境領域、太陽光発電、新電力などのエネルギー領域、廃プラスチック再資源化などの資源循環領域をそれぞれ独立させ、各事業をさらに成長させようとしている。 カリスマ創業社長後の成長 ホールディングス化に活路 サニックスの創業は1975年4…
-
本誌記事 テーマリポート
2024年09月号
【ロッキーイチマル】地方発のグローバルニッチ目指す/事業領域の拡大で「福証プロマーケット上場」も視野に
タイヤを製造する時に使われる加硫機と呼ばれる製造装置向けのバブルで実に国内シェア9割、海外でも3割のシェアを持つロッキーイチマル(福岡県筑後市)。コロナ禍後にものづくり企業を次々とM&Aすることで業容を拡大している。会社組織の強化を狙いに福証プロマーケット市場への上場も視野に入れている。 タイヤ製造に不可欠のバルブ 高品質で国内シェアは9割に タイヤ製造工程に、生タイヤに硫黄を混ぜる工程があるが、こ…
-
本誌記事 テーマリポート
2024年09月号
【地域みらいグループ】事業通じて地域の技術や文化守る/建築・土木分野での「優秀な人材確保」と「技術維持」の側面も
地場ゼネコンの北洋建設(福岡市)を中心に、2015年に組織された「九州みらい建設グループ」は昨年、北洋建設が100周年を迎えたのを機に「地域みらいグループ」へと名称を変更した。近年、積極的なM&Aで業容を拡大してきたが、その根底にあるのは「人財を育て地域の技術や文化を守る」使命感。地域経済を下支えすることで成長戦略につなげている。 建設業から異業種へと幅広く人財を育て技術を伝承する 地域みらいグループ…
-
本誌記事 テーマリポート
2024年09月号
【ピエトロ】レストラン起点に食品事業を拡充/コロナ禍の外食控えをきっかけに「冷凍食品」も伸長
レストランの運営やドレッシングなどを製造・販売するピエトロ(福岡市)の冷凍食品が好調だ。同社のパスタやドリア、グラタンはいずれも冷凍食品の中でも高価格帯の部類に入る。コロナ禍をきっかけに売り上げが急伸し、リピーターが増加。商品の種類は増え、今では主力のドレッシングに次ぐ同社の成長の柱に位置付けられている。 高価格帯でも売り上げ好調 リピーターの需要をつかむ 福岡県古賀市にあるピエトロの製造工場…
-
本誌記事 ズームアップ(企業・団体)
2024年08月号
未来を拓くCross Border 2024(1)オーシャンソリューションテクノロジー
世界的に水産資源の消費は拡大を続けている。一方で、消費が拡大し、漁獲量が増加し続けることで、将来的に資源が枯渇する可能性も指摘されている。オーシャンソリューションテクノロジー(長崎県佐世保市)は水産DXを進めることで、持続可能な漁業の実現を目指している。 資源を適性に管理して持続可能な水産業に オーシャンソリューションテクノロジーは2017年設立。1950年創業で防衛関連事業を手がける佐世保航海測器社…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年08月号
Two of Us/玉江 正道 アスノ信拓 代表取締役 × 中村 信喬 中村人形3代目
「不動産会社社長」と「博多人形師」という、全く異なる世界で生きてきた二人が出会ったのは30年以上前に福岡市で開かれた「アジア太平洋こども会議」の福岡青年会議所(以下、福岡JC)における活動だった。それ以来、それぞれの立場で福岡市の都市としての発展を見つめてきた。福岡・博多の歴史や伝統文化の継承、文化財保全、そしてまちづくりなどへの思いも共有している同志でもある。共にそのまなざしは熱く、次世代を真っ…