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本誌記事 テーマリポート
2024年03月号
■第一部/企業◆TOTO◆地産地消で現地雇用創出にも貢献/創立時の社名「東洋陶器」に込められた海外志向のDNA
衛生陶器メーカーとしてトップシェアを誇るTOTO(北九州市)は、1917(大正6)年の創立当時から海外進出を目指していた企業。同社は「その国・地域のTOTOになる」ことを基本方針として、販売拠点だけでなく、生産拠点を持ち、現地雇用も含めて海外での“地産地消”の実現に努めている。 インドネシア進出が原点に 現地相互理解の重要性認識 現代の日常生活には欠かせない水洗トイレや洗面所、浴室などの水まわり製品の国内ト…
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本誌記事 テーマリポート
2024年03月号
■第一部/企業◆西鉄グループ◆現地でブランド浸透図り相乗効果/国際物流拠点の情報生かして「不動産・ホテル」を展開
西鉄グループ(福岡市)は、第16次中期経営計画(2023年度〜25年度)の重点戦略として「海外事業の拡充と新たな稼ぐ力の創出」を掲げる。目標達成に向け、国際物流事業を基点として不動産事業とホテル事業を展開。事業の展開先で西鉄ブランドの浸透を図り、相乗効果の創出につなげることを目指している。 29カ国・地域に事業拠点展開 海外事業の利益は5割超に 西鉄グループ(以下、西鉄G)の事業利益(2022年度)は海外が51…
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本誌記事 特集・ホテル
2024年03月号
【ホテルニューオータニ博多】「食のニューオータニ」に磨きを ヒューマンウエアで差別化を図る
1978年に開業し、46年にわたって福岡市を代表するシティーホテルとして位置づけられているホテルニューオータニ博多(福岡市)。同ホテルはコロナ禍においてもさまざまな工夫を凝らしながら、新たな取り組みに挑戦し続けてきた。利用者が回復する中、「ニューオータニブランド」という強みを生かし、さらにファンを獲得し続けている。 宿泊部門は国内客、インバウンド客両方とも増加しており、稼働率も客室単価も上がっている…
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本誌記事 春夏秋冬
2024年03月号
「人は、その人の生き方で死んでゆく」
「アホの坂田」と親しまれたお笑い芸人の坂田利夫さんが昨年暮れ82歳で亡くなり、今年1月には写真家の篠山紀信さんが83歳で逝去。共に死因は「老衰のため」とされていた。まだ80代前半なのに?と首をひねった方も多かったのではないだろうか。「老衰死」とは加齢に伴うさまざまな身体機能の衰弱による死のことを指し、「何歳からが老衰」という定義はなく、90歳以上を老衰と認める医師が一般的。生と死のことは誰も考えるが誰に…
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本誌記事 特集・SDGs
2024年03月号
【白鷺電気工業】熊本市と脱炭素やレジリエンスで協定 「EV通勤・充電サービス」を九州初導入
電気工事や電気通信工事の白鷺電気工業(熊本市)は、カーボンニュートラル(脱炭素)への貢献を重視しており、2027年までに社用のガソリン車で対応可能な車両を電気自動車(EV)など電動車に入れ替える計画だ。これを推進しようと、このほど新たな取り組みがスタートした。 同社と子会社のしらさぎエナジー(熊本県益城町)は昨年12月、熊本市と「カーボンニュートラルの実現及びレジリエンス※強化に関する連携協定」を締結…
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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2024年03月号
〈金融〉九州・沖縄地銀11行が「半導体連合」結成
国内の半導体関連企業には、強いアピールになったに違いない。TSMC(台湾積体電路製造)の熊本進出表明以降、同県を中心に九州各県に半導体関連企業の進出が相次ぐ中、九州・沖縄の地銀11行が連携して協調融資やファンドを組成する「半導体連合」を旗揚げした。日ごろはライバル関係にある11行の頭取らが、揃って会見に臨んだことからも意気込みの強さが伝わってくる。共同発起人の五島久・福岡銀行頭取は「11行で情報を共有し…
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本誌記事 特集・SDGs
2024年03月号
【住宅金融支援機構 九州支店】金融サービスでZEH普及促進 新たに子育て世帯向けの制度開始
住宅分野で脱炭素社会推進 国に先駆けて新制度を導入 住宅の取得支援や住宅政策上の課題解決を手掛ける住宅金融支援機構(東京)は、多様な住宅金融サービスを通じて省エネルギー性能などで一定基準を満たした質の高い住宅の普及を支援している。世界各国で脱炭素化の推進が叫ばれる中、国は2025年度から全ての新築住宅に省エネ基準の達成を義務付けている。 同機構はこれに先駆けて、22年10月に新たに「フラット35」S(ZEH…
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本誌記事 特集・SDGs
2024年03月号
【堀内電気】初期投資ゼロ「屋根貸して事業」が好評 コスト削減や事業継続でも利点大きく
電気工事を手掛ける堀内電気(福岡市、堀内重夫社長)は、いち早く太陽光発電に取り組み、九州だけでなく、全国各地にメガソーラーをはじめ、多くの太陽光発電システムを設置している。現在では企業のオフィスや店舗、工場などに無料で太陽光発電を設置し、電気料金のみを支払ってもらう「屋根貸して事業」に力を入れる。初期費用がかからず、電気料金も現在の電気料金より安くなるため、利用者にメリットは大きい。また、自家…
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本誌記事 業界・地域リポート
2024年03月号
【Focus Okinawa〈観光(修学旅行)〉】綱渡りで危機回避も今秋の課題残る/昨秋の繁忙期前に地元紙は「バス1200台不足」と報道
沖縄県にとって毎年10〜12月は修学旅行の繁忙期にあたる。コロナ禍の行動制限が全面撤廃された昨年5月以降、運転手やガイドの不足によりバスの手配ができないことが懸念され、シーズンを前に大きな問題となった。結果として無事に乗り越えられたものの、今秋に向けて取り組むべき新たな課題も浮上している。 県は先議案件を提案して 深刻な事態への対応図る 「修学旅行のバス、運転手不足で約1200台手配できず」(琉球新報2…
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本誌記事 ズームアップ(企業・団体)
2024年03月号
九州生産性本部「九州生産性大学経営講座」の第66期生を募集/九州一の歴史と規模を誇るマネジメントスクール
企業に革新もたらし、九州の未来をひらくリーダーを養成 九州一の歴史と規模を誇るマネジメントスクール「九州生産性大学経営講座」が、4月開講の第66期受講者を募集している。昨今は、人材への投資を促す「人的資本経営」が求められるなど、より高度な人材の育成が経営戦略のキーワードになっている。同講座には、企業の未来を切り拓くリーダーの養成が一層期待される。 65期は九州・山口各地の 198組織から593人 九州生…