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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年04月号
焼酎の息づくまち「鹿児島県伊佐市」
郷土愛強い伊佐人に愛される一杯 感謝の気持ちを還元して共存共栄 1970年に地元の11蔵が合併して誕生した大口酒造(鹿児島県伊佐市)。「伊佐錦」は鹿児島県を代表する銘柄となり、「黒伊佐錦」は黒ブームの火付け役になるなど、本格芋焼酎業界に果たした役割は大きい。また、地元に愛される企業であり続けるため、地域貢献活動にも積極的に取り組む。 育てたのは鹿児島県でも 強いと評される郷土愛 「鹿児島県人は郷土愛…
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2024年04月号
DATAでみる九州「2024年度九州経済見通し」
2024年度の実質域内総生産は53.9兆円 設備投資は3年連続で全国の成長率を上回る 九州経済調査協会は2月、「2024年度九州経済見通し」を発表した。九州・沖縄の24年度実質域内総生産(GRP)を53兆9000億円、成長率を前年度比プラス1・4%と予測した。 コロナ禍前の最高額である52兆4000億円(18年度)を更新した23年をさらに上回り、過去最高水準となった。また、民間シンクタンクによる全国の国内総生産(GDP)成長率予測平均…
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2024年04月号
四季漫筆「能登『さくら駅』の開花を待つ」
桜は不思議な花である。私たちは満開の桜の絢爛(けんらん)さに魅了されるが、同時に散りゆく桜にも美しさを感じる。なぜ日本人は散る桜に美を見るのか。答えは古来、繰り返し語られてきた通りである。散り際に死の影を見るからだ。 日本人は桜の華やかさからお花見という現世的楽しみを創り出した。一方で、咲いて散る短き生涯に「いのち」のはかなさを投映し、無常を重ね合わせた。その思いは晩年が近づくにつれて深まり、咲…
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2024年04月号
食楽園「世界のスーパーモデル冨永愛さん ラーメンは年2回限定!」
世界のスーパーモデル冨永愛さん。その自叙伝『Ai 愛なんて 大っ嫌い』の冒頭に、こんな激白が叩きつけられている。 殺してやる――。 絶対にぶっ殺してやる。 許さない。 わたし、冨永愛、十七歳。 一九八二年八月一日、神奈川県川崎市生まれ。 県立橋本高校二年生。 職業、モデル。 みな殺しにしてやる。 今からわたしは、復讐の旅に出る――。 高校からの帰り道。タムロしている不良男子たちに毎日小…
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2024年04月号
refresh/A&S福岡法律事務所・臼井 康博 代表弁護士
「サッカーとフットサルで“無心”に」 時間を見つけてはサッカーとフットサルに没頭している。サッカーについては、小中学校から競技をスタートし、ゴールキーパーをしていた。慶応義塾大に入学してからは、体育授業で出会った教員からの誘いでフットサルに出合い、強豪フットサルクラブチームに加入した。司法試験の勉学の傍ら、週4回はボールを蹴った。途中、フットサル関東大学選抜にも選ばれた。大学卒業後は弁護士となり、…
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2024年04月号
ゴルフ知恵袋「国内男女ツアーの展望」
まずは2月29日から既に始まっている女子ツアーからです。今年の大会数は昨年から1試合減の37大会となりましたが、開幕戦から7月の頭の週まで休みなしの19試合連続開催というハードな予定となっています。 その中で、毎年若年層のニューヒロインが生まれ、とても層が厚くなってきている女子ツアーですから、シード選手といえども試合を選ばずに早いうちにシードを決めたいという気持ちが強くなっています。その連続19試合のう…
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2024年04月号
ホークス「福岡・東京・大阪の3球場で 『白のキセキ 2024』開催!」
いよいよ2024年シーズンが開幕。ホークスは「ファイト!九州デー」から今年も数々のイベント試合を順次開催。中でも注目は「白のキセキ 2024」だ。 ユニ配布の原点となった 歴史的イベントが復活! 3月29日(金)に開幕となる今年のプロ野球シーズン。ホークスは敵地・京セラドームでのオリックス戦からスタートを切る。今シーズンも4月9日(火)の熊本での「ファイト!九州デー」を皮切りに、恒例となっているイベント試合…
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2024年04月号
OH!ニッポン「政治とカネ(上)派閥解消」
1月8日、田中角栄元首相邸が全焼した。老生はその昔、元首相が率いた派閥「木曜クラブ」と関わり、邸宅にも何度か足を運んだことがある。燃け落ちた「目白御殿」にさまざまな思いが去来した。 1972年7月、田中は自民党総裁選で福田赳夫を破り、総理大臣に選出された。当時の総裁選びは、現在と違って一般党員に投票権はなく、国会議員のみで選出されていた。自民党は派閥の連合体である。総裁選は必然的に派閥の合従(がっし…
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2024年04月号
高橋孝治の中国法表層深層(11)
「主力エネ源は石炭」明言する(?)条例公布 中華人民共和国(以下「中国」といいます)の国務院(日本の「内閣」に相当)は今年1月24日、「炭鉱安全生産条例(煤鉱安全生産条例)」を発布し(国務院令第774号)、今年5月1日からこれを施行する予定です。この炭鉱安全生産条例の施行と同時に、これまでの「炭鉱安全監察条例(煤鉱安全監察条例)」と「国務院の石炭生産安全の自己の予防に関する特別規定(国務院関于預防煤鉱生…
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2024年04月号
九州大相撲伝「力道山光浩(2)」
敗戦を機に変貌した力道山 1940(昭和15)年夏場所、15歳で初土俵を踏んだ力道山は、素直に親方や先輩の言うことを聞き、従順で礼儀正しい青年だった。猛稽古にも耐え、決してネを上げることがなかった。日本語はたどたどしく、濁音の発音ができなかったが、人一倍負けん気が強く、懸命に日本語を修得し、1日も早く日本人になろうと努力。幕下になった1942(昭和17)年頃には朝鮮人ということを微塵も感じさせることがない完璧…