【INTERVIEW】熊本経済同友会 代表幹事(九州フィナンシャルグループ社長、肥後銀行頭取)笠原 慶久氏「成り行きの未来ではなく意志のある未来を」

 TSMC(台湾積体電路製造)の進出で活況を呈している熊本県経済。県内GDPは7兆円の大台乗せが視野に入る中、熊本経済同友会の笠原慶久代表幹事は、「TSMC進出を主体的に捉え、自ら意志を持って行動することで未来を切り開く」と提言している。その真意を聞いた。

100年に1度の好機を生かす

 ─TSMCの進出は「100年に1度の好機」と言われています。笠原代表幹事は、足元の経済情勢についてどのように見られていますか。
 笠原 私が理事長を務めている地方経済総合研究所と九州フィナンシャルグループは…

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