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本誌記事 エリアリポート
2024年04月号
【鹿児島】中央駅商店街のにぎわいじわり/鹿児島中央駅東口の再開発「ライカ開業」から3年
鹿児島中央駅東口に隣接する一番街商店街入り口(鹿児島市中央町19・20番街区)に、商業・サービス施設と分譲マンションからなる再開発ビル「鹿児島中央タワー」がオープンして4月で丸3年が経過する。コロナ禍での厳しい経済環境の中でのスタートだったが、陸の玄関口としての魅力向上や、一番街をはじめ駅前商店街のにぎわい創出につながっている。 県内一を誇る高層ビル 7店舗の屋台村が好評 JR鹿児島中央駅東口を出て駅…
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本誌記事 業界・地域リポート
2024年04月号
【動かすDX〈デジタルトランスフォーメーション〉(24)】ウエイク測定し風力発電効率向上/日本特有の環境条件に合わせた風車で経済性と耐久性を追求
風力発電などに用いられている風車のブレード(翼)が回転すると、風の下流側には「風車ウエイク」と呼ばれる、風速が低下する場所や風の乱れが大きくなる場所が形成される。これにより期待した発電量が得られず、風車内外の突発的な故障や事故なる可能性もある。九州大の内田孝紀教授(風工学)は、ドローンを用いて、ドローンが受けた風を逆算する独自の手法で、風の予測精度を高める研究に取り組んでいる。 風速や区域、地…
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2024年04月号
【Archive〈ダイエー3点セット〉】GICもヒルトン福岡シーホークを売却/ダイエーの「3点セット」は福岡市の集客インフラの一つに
シンガポールの政府系ファンド・GICが、「ヒルトン福岡シーホーク」を売却する。すでに入札が行われた模様で、最低入札価格は850億円とされる。同ホテルとドーム球場、旧ホークスタウンの「3点セット」は、経営破たんしたダイエーから米国系ファンドのコロニー・キャピタル、そしてGICへと転売されて現在に至る。その変遷を見てみる。 3回名称変えたホテル売却 最低入札価格は850億円 GICが「ヒルトン福岡シーホーク」の売…
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2024年04月号
【プロジェクト〈農水産業〉】共同体で1次産業抱える課題克服へ/地域に根ざした産業活動を「業界の垣根を越えて」救済
安定した収穫(収量)を確保して収益力を高めることは、1次産業にとって重要な課題の一つ。しかし、生き物が相手だけに、一筋縄ではいかないことも多い。そのことが、従事者の高齢化や後継者不足、新しいなりてが少ないといった課題につながる側面は否めない。他方、新たな手法を用いて、相互に連携しながら解決を図る動きもある。 南九州で深刻化する基腐病 解決を目指す「welzo」 農業資材や家庭園芸用品、飼肥料の原料を…
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2024年04月号
【九州戦略〈関東・関西私鉄〉】収益拡大へ不動産ビジネスを中心に展開/運輸各社は人流に依存しない「非運輸事業」を強化
関東・関西に拠点を構えるJRや大手私鉄が、九州地区での事業展開に力を入れている。各社はコロナ禍で主力の運輸事業で大打撃を受け、今まで以上に非運輸事業への取り組みを強化している。一方、九州進出に伴い既存の同業他社との競争激化も予想され、各社の今後の動向に注目が集まっている。 人流回復も戻らぬ運輸収入 東急・近鉄は60年前九州進出 昨年5月から新型コロナウイルスの5類移行で、鉄道業界では乗降客数は回復し…
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2024年04月号
【Focus Food business】地場食品会社が商品開発で新境地へ/健康志向や「世界的な環境保全意識」の高まりに対応
健康志向や世界的な環境保全意識の高まりを背景に、地場食品会社の商品開発に変化の兆しが出てきた。従来は、研究開発力や広告宣伝力に優れる大手とは異なり、味わいの追求や、伝統的な食文化との関連性に軸足を置いてきた。しかし最近は、原料の抜本的な見直し、機能性による付加価値などに新境地を求める動きが見られる。 「ピエトロ」大豆ミート商品 熊本企業の技術でおいしさ パスタ料理の外食チェーンや、ドレッシング…
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2024年04月号
【INSIDE OUT〈東九州新幹線〉】基本計画から半世紀過ぎてやっと動きが/大分県は前のめりも宮崎県は別ルートでも調査費計上
基本計画路線の「東九州新幹線」を巡り、昨年11月に大分県が当初のJR日豊線沿いルートと久大線沿いルートの2案を比較した試算を発表。また宮崎県は来年度予算に「新八代駅ー宮崎」の九州新幹線との分岐ルートにも調査費を計上したことにさまざまな波紋が広がっている。 「基本路線」は全国で11路線 リニア中央新幹線のみ着工 日本の高度成長が続いていた約50年前に基本計画に位置づけられ、“塩漬け”状態が続いている東九州…
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2024年04月号
〈九州新幹線西九州ルート〉「久留米経由案」浮上も地元は冷めた反応
九州新幹線西九州ルートの“今後”は、こう着状態に陥っている。依然として先が見えない状況が続いているが、その背景は同ルートが整備路線になった時点では、福岡市|長崎市を結ぶ在来線活用が前提だったからだ。当初、スーパー特急方式だったが、その後に国が異なる幅の線路を走れるフリーゲージトレイン(FG)の導入を提示し、武雄温泉駅(佐賀県武雄市)|新鳥栖駅(佐賀県鳥栖市)まで走らせることには佐賀県も同意した。しか…
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2024年04月号
〈再開発〉「九大箱崎再開発」の優先交渉権はどこに…
福岡市東区にある九州大学箱崎キャンパス跡地の再開発の事業者を選定する入札が行われ、地場企業グループなどで構成する3グループが提案書を提出した。応募したグループは、「九州電力・九電工・東京建物」「住友商事・JR九州・西鉄・西部ガス」、ディスカウントストア運営の「トライアルホールディングス(HD)」。トライアルHDは、サントリーやセブン&アイなど42社で構成されており、入札後3社が加わった。 同キャンパス跡…
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2024年04月号
〈ガバナンス〉スタンダード上場企業にも「株主提案」
東証スタンダード市場に上場している鳥越製粉(福岡市)が、アクティビスト(ものを言う株主)から株主提案を受けた。過去には、JR九州が株主提案を受けたことで話題になったことがあったが、同社はプライム上場企業。「アクティビストの視線がスタンダード市場に下がってきている」との見方もある。 鳥越製粉に株主提案を行ったのは、香港の投資運用会社リム・アドバイザーズ・リミテット系のファンド。リム社はこれまで、テ…