財界九州ONLINE本誌記事のみを対象としたサイト内検索が可能です。
-
本誌記事 特集・福岡都市圏
2024年07月号
【INTERVIEW】福岡商工会議所 会頭(西日本シティ銀行 会長) 谷川 浩道氏「取引適正化の推進で地域経済守る」/インバウンド回復も「行き過ぎた円安」には懸念
コロナ5類移行後、街ににぎわいが戻り、地域経済の回復が感じられるが、半面、原材料高や人件費の上昇で、地方の中小企業は、難しいかじ取りを迫られている。これに対し、福岡商工会議所の谷川浩道会頭は、大手などに「取引適正化」を強く求める。 「博多どんたく」に人出230万人 訪日外国人観光客数は“過去最高” ─今年は福岡商工会議所などが主催する「博多どんたく港まつり」が、コロナ5類移行後初めて“制限なし”で開催さ…
-
本誌記事 業界・地域リポート
2024年07月号
再建への道は前途多難 山形屋ショック!!(1)長期の業績低迷から脱せず私的整理に/最終債権者会議前に「再建案内容」が漏れる
創業270年を超える鹿児島市の老舗百貨店「山形屋」が長期にわたる業績不振から取引金融機関の支援を受けて私的整理を進め、経営再建に乗り出すことになった。金融債務総額は360億円。山形屋が経営危機に陥った要因や、厳しい環境の中でスタートした再建は今後どうなるのか、3回シリーズで探っていく。1回目は私的整理に至るこれまでを主に見ていく。 事業再生計画案を承認 一部債権者には不満? 山形屋の再建に向けては昨年…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年07月号
四季漫筆「天寿は必ずしも長寿ならず」
新聞を手にしてまずどこから読むか。現役時代は1面をざっと見てから気ままにパラパラとめくっていた。それが歳(とし)を重ねるごとに、社会面とローカル版の死亡欄にやたら目が行くようになった。そしてあることに気づいた。死因に「老衰」が増えているのだ。 ちなみに昨年末から今年3月に亡くなったお笑いタレントの坂田利夫さん=死去当時(82)、写真家の篠山紀信さん=同(83)、元NHKアナウンサーの鈴木健二さん=同(9…
-
本誌記事 春夏秋冬
2024年07月号
失敗は未来の成功
先月公開された草彅剛さん主演の映画『碁盤斬り』が、イタリアの第26回ウディネ・ファーイースト映画祭で、批評家に選出されるブラック・ドラゴン賞を受賞。白石和彌監督は「時代劇に可能性があることを肌で感じた」と語り、時代劇の常識を覆す感動の復讐(ふくしゅう)劇、と国内の評価も高い。この映画が撮影された京都の太秦(うずまさ)撮影所は高倉健さんの映画を数多く生み出した所。草彅さんは「高倉健さんが自分の中に…
-
本誌記事 エリアリポート
2024年07月号
【大分】加速する台湾とのビジネス交流/官民で期待膨らむ「半導体関連産業」の波及効果
昨年5月にコロナの感染症法上の位置づけが5類に移行したことで、大分県内の観光や経済活動が再び活発化している。中でも地元関係者が復活に期待をしていた大分空港と台湾を結ぶチャーター便が再開された。また、ビジネス交流では、コロナ禍で対面での実施を中止していた台湾企業との半導体関連商談会が開催されるなど、これまで以上に台湾との交流が加速している。 台湾チャーター便再開 日台半導体商談会開催 今年2月、201…
-
本誌記事 エリアリポート
2024年07月号
【佐賀】開業1年でアリーナ効果は絶大/羽生結弦さんアイスショーの経済効果「約4・8億円」
昨年5月に「SAGAアリーナ」が開業してから1年がたつ。プロスポーツの試合や人気アーティストのコンサートの開催時は人流を大きく変えている。特に、プロスケーターの羽生結弦さんのイベントでは約4・8億円の経済波及効果が算出されるなど、地元に好影響を与えている。一方で、さらなる経済波及効果拡大に向けた課題も浮上している。 “稼ぐ施設”として整備 最多入場記録の更新も 昨年5月13日にグランドオープンした「SAGAア…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年07月号
あの日あの頃/佐賀国際重粒子線がん治療財団・外 須美夫 理事長
恩師、そして「走ること」との出会い 私の人生の転機は主に二つある。一つ目は医師としての転機である。私は1978年に九州大医学部を卒業後、麻酔科の医師となった。麻酔科を選んだのは、手術中の患者さんの命を預かる仕事に魅力とやりがいを感じたからだ。 しかし、麻酔科医になって2年目に手術中の患者の心臓に異変が起き、心停止に陥った。幸い、蘇生に成功して患者は退院したものの、大変緊張した出来事だった。私は循環…
-
本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2024年07月号
〈熊本〉「TSMC効果」で物流施設の建設相次ぐ
TSMC(台湾積体電路製造)の熊本新工場の稼働をにらんで、菊陽町周辺エリアで物流施設の建設が相次いでいる。今年4月にはNIPPON EXPRESSホールディングス傘下の日本通運が大型物流施設を稼働、日本GLP(東京)は来年末にも大津町内に新たな物流拠点を設ける。先ごろ、TSMCが第2工場も同町に建設する意向を表明したことが強い追い風になっているようだ。 日本通運(東京)がこのほど稼働させた「NX熊本ロジスティクスセンター…
-
本誌記事 ズームアップ(企業・団体)
2024年07月号
【沖縄第一交通】より連携を深め多面的に事業展開/総合力を高めて「期待に応えられる」グループへ
第一交通産業グループが沖縄での事業に乗り出した背景には、路線バス事業を起点に事業の面的な展開を図るという狙いがあった。事業開始から20年が経過し、沖縄におけるグループの存在感は着実に高まっている。田中亮一郎社長は「各関係者と連携を深め、沖縄の潜在性を高める事業を展開したい」と語る。 長く参入したかった路線バス事業 グループが面的な展開図る起点に ─第一交通産業グループの沖縄事業がスタートして20年…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年07月号
Radar
第2回沖縄空手少年少女世界大会/沖縄県 厳しい鍛錬を通して強靱な身体と不屈の精神を培うとともに、心を磨き礼節を重んじる「平和の武」として今日まで受け継がれる空手は、沖縄が発祥の地。現在は、世界190カ国余り、約1億3000万人の愛好家がいるといわれている。沖縄空手を正しく保存・継承し、将来にわたっての振興を図る目的で今年8月8日(木)から12日(月)までの間、「第2回沖縄空手少年少女世界大会」が開催される。 …