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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年09月号
OH!ニッポン「『平和』のタコ壺(つぼ)から脱出せよ」
8月6日の広島原爆の日から9日の長崎原爆の日、そして15日の終戦の日までの10日間は日本人が鎮魂に頭を垂れ、不戦を誓う特別な時間である。敗戦で日本人は虚脱状態に陥った。精神の空白を埋め合わせるかのように、経済復興に邁進(まいしん)し、ひたすら物質的豊かさを追い求めてきた。 困難が予想された経済再建だったが、1㌦=360円の為替レートが輸出産業を活性化させ、朝鮮戦争の特需景気が天佑(てんゆう)となった。早…
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2024年09月号
refresh/富士ピー・エス 堤 忠彦 社長
愛すべきアメリカンフットボール 私は1978年に九州大に進学し、アメリカンフットボール部に入部した。アメフトを選んだのは大学から始められるスポーツだったからだ。実際、入部すると創部3年で先輩も経験者は1人だけだった。部員も少なかったので私は1年時から試合に出た。初試合で手応えを感じ、結果的に4年間、アメフトを続けた。3年時には主将となり、現在はOB会長も務めている。 アメフトの魅力は戦術のスポーツだとい…
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本誌記事 エリアリポート
2024年09月号
【大分】新観光戦略で欧米豪客獲得目指す/県がインバウンドの「量から質への転換」を加速
円安などでインバウンド需要が急拡大し、日本各地でオーバーツーリズムが問題となる中、各自治体では観光客の“量から質”に重点を置いた動きが進んでいる。こうした中、大分県は世界九つの国や地域の現地企業などと戦略パートナーを設置し、これまで発信が弱かった欧米豪などで地域の魅力を効果的に発信し、新たな観光客の誘客に向けた取り組みを加速させている。 戦略パートナーを拡充 海外向け情報発信強化 大分県は、海外…
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2024年09月号
<次の一手 第82局>詰将棋・詰碁
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2024年09月号
四季漫筆「乾いた大地に憶良の温かさを」
身近な人の死のなかで、最も残酷で、最も辛いものは何か。我が子の死である。新聞社時代、親しかった先輩の娘さんが病気で亡くなった。若かった私は無神経に今の気持ちを尋ねた。日ごろ、軽妙洒脱(しゃだつ)な先輩だったが「話しても分かってもらえんだろうな」とだけ言って黙した。 後に多くの死を取材、記事化した私は我が子の死が他の死別とは比べようのない悲しみの理由に気づかされる。一つは、心の準備が出来ていない…
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本誌記事 エリアリポート
2024年09月号
【宮崎】姿を変えたこどものくに再び活気/地元民の「思い入れ」の遊園地はアウトドア施設などに
宮崎市民に長年、親しまれる青島地区の遊園地「こどものくに」が大きく生まれ変わった。かつて遊具があった場所は、キャンプなどができるアウトドア施設に変貌。7月にはスポーツ用品店「ムラサキスポーツ」の国内最大規模店が開業した。国内屈指のサーフスポットとして知られる青島の海を眼前に、サーフィン用品を豊富にそろえる。こどものくには新たなにぎわいを見せ始めている。 ムラサキスポーツ進出 国内最大規模の店舗に …
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2024年09月号
九州大相撲伝「日本統治下の朝鮮咸鏡南道洪原郡出身 力道山光浩(7)」
日本プロレスの二大潮流、大相撲と柔道 日本におけるプロレスの誕生と興隆には、大きく分けて二つの潮流があった。それは大相撲と柔道という日本伝統の格闘技の世界で活躍した経歴を持つレスラーたちで、主な顔ぶれをプロレス入り順にあげてみよう。(名前の下は最高位と出身地) 大相撲出身プロレスラー 力道山光浩 関脇 北朝鮮 駿河(するが)海光夫 前頭十四枚目 静岡県 九州山義雄 小結 福岡県 芳の里淳三 前頭…
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本誌記事 エリアリポート
2024年09月号
【鹿児島】加治屋町1番街区の再開発が始動/天文館と鹿児島中央駅の中間地点に高層複合施設
県都の中心市街地で検討されていた再開発事業が本格的に動き出した。随一の繁華街・天文館と、陸の玄関口・JR鹿児島中央駅との中間地点に位置する加治屋町1番街の大部分を再開発するもので、地権者には、同地区にあった家電量販店跡地を取得した九州旅客鉄道(JR九州、福岡市)も名を連ねる。再開発ビルは地上26階建て・高さ100メートルで、県内でも指折りの高層ビルとなる。 県内2カ所目の100メートル 420戸のマンションも …
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本誌記事 エリアリポート
2024年09月号
【沖縄】電子看板活用し国際通りを活性化/日本最大規模「屋外サイネージ」で独自のまちづくり
那覇市のメインストリート「国際通り」で今年6月、デジタルサイネージ(電子掲示板)を運用する官民連携の実証事業「国際通りストリートビジョン」が始動した。日本最大規模、計98台の連続した屋外サイネージでは、観光やイベントの情報、非常時における災害情報などが発信される。また、得られる広告収入は沿道美化に活用されるなど、独自のまちづくり策が展開されることになる。 来街者数は大幅に回復 課題見据え新たな施策 …
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2024年09月号
あの日あの頃/ミカサ・倉重 一男 社長
「JCI世界会議誘致で学んだ組織運営」 「そろそろ戻ってこないか」―。体調不良で入退院が続いていた先代社長の父から家業の三笠特殊工業(現ミカサ)へ入社を促されたのは30歳前。父の紹介で福岡青年会議所(以下、福岡JC)に入会したのは31歳の時だった。以来、社業と並行して財界子息、経営者中心の350人(当時)の会員にもまれながら活動に打ち込む日々がスタートする。 そんな中で転機が訪れたのは2000年。国際青年会議…