財界九州ONLINE本誌記事のみを対象としたサイト内検索が可能です。
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年09月号
九州の志士「福沢に学び、渋沢に見込まれた『藤山雷太』」
藤山雷太は、1892(明治25)年に三井銀行に入行し、中上川彦次郎とともに三井財閥の改革にあたった。その後も芝浦製作所や王子製紙などの経営を立て直した。1909(明治42)年、渋沢栄一に依頼され、経営危機の状態にあった大日本製糖の社長を引き受け、短期間での再建を果たした。 教師、議員、そして実業家へ 藤山雷太は、1863(文久3)年、佐賀藩士・藤山覚左衛門の四男として有田郷大里村(現在の伊万里市二里町大里)で…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年09月号
ホークス「企画力と強さが生んだ主催試合の観客動員増」
今シーズン、開幕直後から首位を独走してきたホークス。この快進撃により本拠地を含む観客動員は例年以上の大盛況! 快進撃の裏にある高いマネジメント力 開幕直後からパ・リーグの首位を独走しているホークス。今シーズンの強さはどこにあるのか。その一つの要因が、柳田悠岐選手、山川穂高選手、近藤健介選手を中心とした強力打線であることは間違いない。柳田選手が3・4月度のパ・リーグ打撃部門の月間МVPを受賞すると、…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年09月号
元寇「弘安の役(続)」
博多湾への侵入 対馬・壱岐を蹂躙(じゅうりん)した東路軍は、壱岐で集結予定の江南軍を待ったが、いくら待っても現れない。しびれを切らして玄界灘を漕(こ)ぎ進み博多湾へと侵入して、志賀島南方方面を中心に、東は西戸崎、南は能古島東側海面に、その威容を現した。 このとき、博多の浜で待ち受けていた日本軍は、それっと勇み立ち、決戦の幕が落ちるのを、今や遅しと待っていた。しかし、沖合はるかに並んだ東路軍は、…
-
本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2024年09月号
〈大学〉「福岡国際音楽大学構想」が本格始動
九州・関東を中心に医療系大学や病院を運営する国際医療福祉大学・高邦会グループはこのほど、福岡県に「福岡国際音楽大学(仮称)」の2026年春開学に向けた構想を発表した。実現すれば県内唯一の音楽大学となる公算が高い。キャンパスは、福岡女子短期大(以下、福岡女子短大)を運営する学校法人九州学園(福岡県太宰府市)内の一部校舎などを活用する。 現在、設置されている音楽科は今年5月、25年度以降の募集停止を発表…
-
本誌記事 エリアリポート
2024年09月号
【福岡】転換期迎える辛子めんたいこ業界/主要企業の「トップ交代」などで水面下で波紋広がる
博多土産の定番として高い知名度を誇り、惣菜や食品、調味料の材料としても広く用いられる辛子めんたいこ。生みの親であるふくや(福岡市)創業者の川原俊夫氏が製法を独占せず、広く参入を受け入れたことで、かつては200社ほどの事業者が形成されていた。昨今は、後継者難や経営難に陥る企業もあり、業界をリードしてきた主要企業もトップ交代などで転換期を迎えている。 業界団体会長に竹内氏 福太郎突然の社長交代 辛子…
-
本誌記事 業界・地域リポート
2024年09月号
【動かすDX〈デジタルトランスフォーメーション〉(29)】メタバース×AI接客で24時間対応/リアルモデルルームの建築費や接客スタッフなどのコスト削減
住宅業界でもデジタル技術を活用した動きが加速している。西日本鉄道(福岡市)が現在分譲中のマンション「照葉ザ・タワー」(東区)では、全国初となるメタバース空間とAIチャット、マターポート、マーケティングオートメーションの複数の機能を組み合わせた24時間見学可能なモデルルームを展開している。AI接客員によるチャット機能や、3D画面でさまざまな角度から居室内を閲覧可能となっている。 コロナ禍やテレワークも要…
-
本誌記事 ズームアップ(企業・団体)
2024年09月号
未来を拓くCross Border(2)ネオス
水道は国の重要なインフラだが、保守やメンテナンスには費用がかかる。費用を補うため、経済力がない国では水道管からの漏水や、盗水が起きることで水道料金が徴収できない「無収水削減」が重要課題だ。また、水道メーター検針時の人的ミスに伴う無収水も起こっており、それをアプリを使用することで解決しようというのがネオス(福岡市)である。 アプリでフィジーの「無収水問題」を解決へ ネオスはもともと不動産に特化…
-
本誌記事 エリアリポート
2024年09月号
【佐賀】佐賀県立大学構想の動きが活発化/キャンパスは佐賀市内の「佐賀総合庁舎内敷地」を想定
佐賀県立大構想の動きが活発化している。今年1月に専門家チームが発足し、リーダーに地元出身で立教大経営学部の山口和範氏が就任。地元の経済団体も県立大に期待を寄せている。同大では理文融合型の学問でデータ分析などに取り組むなどカリキュラムの制定に取り組んでおり、毎年約2000人の18歳人口が流出している現状に歯止めがかかるか注目が集まる。 若者2000人が県外へ 専門家チームに立大教授 佐賀県内の4年制大は国立…
-
本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年09月号
高橋孝治の中国法表層深層(16)
裁判と「伝統的」美徳 【事例】被告Aが長を務める小区(日本でいう「団地」)には、子ども用の娯楽施設がほとんどなかった。そこで、小区を管理している不動産会社甲(共同被告)から同意を得た後、Aは自身のポケットマネーで子ども用の滑り台セット(地面に敷くブロックを含む)を購入し、子どもたちの遊び場に無料で配置した。滑り台が設置されているエリアと滑り台は、甲が清掃し管理をすることになった。 そして、後に原…
-
本誌記事 エリアリポート
2024年09月号
【長崎】特区指定でドローン配送の浸透へ/規制緩和で有人地帯でのオンデマンド配送が可能に
長崎県は6月、福島県と共に国に「新技術実装連携“絆”特区」に指定された。同県初の国家戦略特区の指定で、地理的に離れた両県が連携することで共通の課題解決に取り組む。両県はドローン活用で買い物困難などの課題を解決することを目指している。中でも離島や半島が多い長崎県は特区による規制緩和で、ドローンによる配送などをよりスムーズにしていきたい考えだ。 新技術連携“絆”特区に 福島と連携し課題解決 今回の国家…