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本誌記事 エリアリポート
2024年06月号
【宮崎】陸上養殖で活性化を狙う都農町/生存率と成長率は驚異の数字で「世界初」の成功
宮崎県都農町が陸上養殖を中心とする水産業の振興を図る。町は昨年3月から、岡山理科大(岡山市)とNTT東日本・西日本と連携し、高級魚とされるハタ科の「タマカイ」と「クエタマ」を町内の試験場で養殖。そのうちタマカイの生存率は約94%、一般的な養殖の約3倍の成長率を記録した。今回の養殖方法では世界初の成功とし、町は水産業を経済的な柱の一つにしたい考えだ。 養殖で世界初の成功 将来は町の特産品に 都農町が地…
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本誌記事 業界・地域リポート
2024年06月号
【動かすDX〈デジタルトランスフォーメーション〉(26)】AIドローンで海上養殖の自動給餌/いけすの自立と自律を目指す「生け簀(す)5・0」へ実証加速
近年、海上養殖でいけす全体を海に沈める浮沈式いけすの使用が注目されているが、水中にあるため、給餌の際にはいけすの場所まで行かなければならず、魚の状態把握などにも課題がある。長崎大の小林透教授は、水中の魚をカメラで撮影し、魚の活性度合いから満腹か空腹かをAIで判定、餌運搬に用いたドローンで給餌量を制御するシステムを開発した。従来は人が運搬し給餌する作業の負担軽減などを図っている。 センサーやカメラ…
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本誌記事 業界・地域リポート
2024年06月号
再開発【九州大学箱崎キャンパス跡地】優先交渉権は住商グループに決定/「企画評価点」では九電グループを100点程上まわる
全体の再開発面積が約50ヘクタールと全国でも最大規模の九州大学箱崎キャンパス跡の再開発事業。優先交渉権を決める入札に臨んだ3グループの中から住友商事・JR九州・西部ガス・西鉄など8社でつくるグループが選ばれた。アリーナ案を掲げた九州電力などのグループ、トライアルのグループは落選した。 土地譲渡価格371億円 IWON活用しまちづくり 九州大学箱崎キャンパス跡地の再開発を担う民間事業者を選定する入札が行われ…
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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2024年06月号
〈地銀〉FFGに続き肥後銀も「M&A支援」新会社
国内368万社(総務省統計局令和3年経済センサス)とされる企業の3分の1が後継者不在で、その半数の60万社が“黒字廃業”リスクを抱えているとされる。昨今はこれを背景とする事業承継・M&A支援ビジネスが真っ盛りで、中小企業庁のM&A支援機関登録制度に登録する業者は、個人も含めると3000社近い。公的機関も乗り出している。銀行もその一つで、九州の地銀各行も担当部署を設けている。うち九州フィナンシャルグループ(KFG、熊本…
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本誌記事 ズームアップ(人)
2024年06月号
新トップの風貌/明治安田 本村 剛 執行役員 九州・沖縄地域リレーション本部長
「新中計“MY Mutual Way Ⅱ期”始動。 健康寿命の延伸と地方創生の推進に貢献する」 4月1日付で福岡本部から九州・沖縄地域リレーション本部へ組織改編があり、札幌支社長から同本部長に転じた。北九州市出身で、入社直後の配属以来の九州勤務となり「とてもワクワクしている」と笑顔で話す。久しぶりの九州の印象について、勤務地の福岡市は天神ビッグバンなどの再開発、話題の熊本はTSMC(台湾積体電路製造)進出など「九州の…
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本誌記事 ズームアップ(人)
2024年06月号
新トップの風貌/大井不動産・井川 陽介 社長
「新グループ10カ年経営計画をスタート。多くのお客さまに喜んでもらえる会社を目指す」 1968年創業の地場総合不動産・大井不動産(福岡市)の4代目社長に4月1日付けで就任した。取引先や友人など多くの人からお祝いの言葉が届き「ありがたいと思うと同時に、身の引き締まる思いがした」と責任の重さを痛感している。 大学卒業後、1年間オーストラリアに語学留学、外資系の不動産投資ファンドに就職した。最初から家業を継ぎ…
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本誌記事 ズームアップ(人)
2024年06月号
新トップの風貌/熊本銀行・坂本 俊宏 頭取
「“100年に一度”のビッグチャンスが到来。TSMC関連で地場企業のビジネス拡大に注力」 「野村俊巳前頭取(現会長)、竹下英前々頭取が一貫して取り組まれた“金融の地産地消”路線を踏襲しながら、地場企業をしっかりとサポートしたい」─4月1日、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)傘下で三代続けて生え抜きの新頭取に就任した坂本俊宏氏は力を込める。「地元でお預かりした資金を地元の方々に還元していくことが、当行の経営…
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本誌記事 特集・ナナイロプリズム福岡
2024年06月号
【インタビュー】地域みらいグループ 脇山 章太 社長
選手主体のコンセプトに共感 応援を通じ社内に一体感も 1974年生まれ。熊本県出身。幼少期は米国シアトルなどに滞在。慶応義塾大経済学部卒。日商岩井(現・双日)に入社後、住友林業に勤務。2012年に北洋建設入社。18年から現職。 ─なぜナナイロ プリズム福岡を支援しようと思ったのですか。 女子ラグビーというと男子と違ってまだマイナー感の残るスポーツです。ラグビー経験者として、これを純粋に応援したい気持ちと、…
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本誌記事 特集・ナナイロプリズム福岡
2024年06月号
新風を巻き起こす女子ラグビー「ナナイロ」
九州初社会人女子ラグビー 発足時から積み重ねた実績 2019年12月、福岡県久留米市を本拠地とする九州初の社会人女子ラグビーチーム「ナナイロ プリズム福岡」が誕生した。これまで九州出身の有望選手は、九州に女子の社会人ラグビーチームが存在しなかったため、大学進学や就職を機に九州域外に流出するという課題を抱えていた。そこで、福岡県田川市出身の外科医、村上秀孝氏が中心となり一般社団法人「ナナイロ ラボ」を…
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本誌記事 特集・ナナイロプリズム福岡
2024年06月号
チーム誕生5年目で新たな領域に突入
日本の女子ラグビー熱が高まる中、九州初の社会人女子プロラグビーチームのナナイロ プリズム福岡が誕生から5年目を迎える。勝利とともに、地域活動やメディカルスポーツ、セカンドキャリアに力を入れるなど地域貢献型スポーツチームのモデルケースとして注目を集めている。