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本誌記事 特集・Growth Companies
2024年08月号
【ビヨンドグループ】太陽光発電設備会社を新たにM&A HD化でグループ経営を加速させる
26年100周年向け事業拡大 “フィロソフィー”の浸透を図る BEYOND(ビヨンド)グループ(福岡市)は、石油製品の卸・小売り事業を手掛ける増田石油(同市)を中核に、コメダ珈琲店などのフランチャイズ(FC)事業、ホテル事業など10の事業と五つの子会社から構成される。また、M&Aで釣具用品ネット販売のDOMODOMO(同市)、波佐見焼のオリジナル商品企画販売を行う松尾商店(長崎県波佐見町)をグループ化するなど事業領域の拡…
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本誌記事 座談会・対談(スポット)
2024年08月号
特別座談会【企業の力 × 金融の力】世界トップレベルの「小型SAR衛星」で飛躍する宇宙開発企業/衛星の開発や打ち上げを日本政策金融公庫が支援
九州に宇宙産業を根付かせたい―。東証グロース市場に上場し注目を集める九州大発の宇宙開発企業・QPS研究所(福岡市)は、地球を観測するレーダー衛星の小型軽量化で世界を驚かせた。昼間だけでなく、雨天や夜間でも観測できる「SAR(サー)(合成開口レーダー)衛星」を、従来の20分の1の質量で開発。加えて、世界トップレベルの高精細画像取得を可能にした。しかし宇宙開発は先行投資が欠かせず、ロケット打ち上げ失敗のリスク…
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本誌記事 業界・地域リポート
2024年08月号
再建への道は前途多難 山形屋ショック!!(2)5百貨店の温存と人的整理なしに疑問符/本業の好転期待とグループ集約では「覚悟」伝わらず
360億円の金融負債を抱え、事業再生ADRによる私的整理で経営再建を進める鹿児島市の老舗百貨店・山形屋。6月に「山形屋ホールディングス」を設立し、グループ(24社)全体の構造改革に着手した。再建の前提としてまずは、この状況に至った原因究明と抜本的対策が必要だが、その“姿勢”に疑問の声があがっている。今回は内部要因をメインにリポートする。 消費の変化対応に失敗 ストアの統廃合は必至 山形屋の私的整理に向け…
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本誌記事 ズームアップ(企業・団体)
2024年08月号
未来を拓くCross Border(1)オーシャンソリューションテクノロジー
世界的に水産資源の消費は拡大を続けている。一方で、消費が拡大し、漁獲量が増加し続けることで、将来的に資源が枯渇する可能性も指摘されている。オーシャンソリューションテクノロジー(長崎県佐世保市)は水産DXを進めることで、持続可能な漁業の実現を目指している。 資源を適性に管理して持続可能な水産業に オーシャンソリューションテクノロジーは2017年設立。1950年創業で防衛関連事業を手がける佐世保航海測器社…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年08月号
refresh/ハイコムウォーター 甲斐 文祥 社長
「健康とスポーツ」 私は学生時代にラグビーに打ち込んでいたこともあり、体を動かすことが好きだ。好きが高じて自宅の一室にはラックを設置しており、体幹を中心に鍛えている。コロナ禍では会食が激減し、自分自身と向き合う時間が増えたため、改めて“健康”について考えることが多くなった。そこで、パーソナルジムに通うことを決意し、トレーナーとしっかり相談した上で食事の管理などに努めた結果、仕事のパフォーマンスが…
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本誌記事 特集・Growth Companies
2024年08月号
【ウチヤマホールディングス】ICT実証で配置基準緩和対象施設へ 子育て女性キャリア制度の整備に着手
組織改変でDX専門部隊発足 現場で豊富なエビデンス蓄積 ウチヤマホールディングス(HD、北九州市)は、傘下のさわやか倶楽部が運営する介護付きホームを中心に、住宅型有料老人ホーム、ショートステイ、グループホーム、デイサービス、障がい児通所支援事業などの各施設を全国に展開している。全国の施設数は2023年度末で120カ所197事業所となり、今年4月には愛知県豊田市に介護付きホーム「さわやかとよ田の里」を開設した。 …
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年08月号
Radar
福岡県内で「系統用蓄電池」を稼働/西日本鉄道グループほか 西日本鉄道(福岡市)と自然電力(同市)が共同で出資する西鉄自然電力(同市)が福岡県宇美町の西鉄バス車庫に系統用蓄電池を設置、6月から稼働させている。電力の市場価格は30分おきに変動することから、需要が低い時間帯に充電(買電)し、高い時間に放電(売電)する仕組み。価格差が収益となる。蓄電所の名称は「西鉄自然電力バッテリーハブ宇美」で、同社が系…
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本誌記事 TOPINTERVIEW
2024年08月号
清山 知憲 宮崎市 市長「宮崎市制100周年を市民と共に迎え、 先人たちの偉業を引き継ぎ未来へ」
宮崎市は今年4月、市制施行100周年を迎えた。「語り継がれる歴史や文化、伝統は豊富にある」と語る清山知憲市長は、現在の市を形づくった先人たちに敬意を表しつつ、市民を“トッププライオリティー(優先事項)”に置いたさまざまな事業に取り組んでいる。全ての言動の根底には「市民目線を重視し、自らの判断には責任を取る」という、自身の理想とするリーダー像がある。 聞き手/本誌常務・企画編集部長 竹井 文夫 「語り継ぐ…
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年08月号
九州大相撲伝「日本統治下の朝鮮咸鏡南道洪原郡出身 力道山光浩(6)」
日本プロレスリング協会を結成 1952(昭和27)年2月からハワイやアメリカ本土でプロレス修行を積んだ力道山は、翌年7月帰国。東京都中央区日本橋浪速町にあった新田建設のバラックを改装して日本初のプロレス道場「力道山道場」を立ち上げた。これに参加したのが駿河海、羅生門、田中米太郎たちプロレスラー志願の5、6人であった。 駿河海は本名・杉山光夫。静岡県静岡市の出身で1935(昭和10)年に天竜三郎が結成した関西角…
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本誌記事 業界・地域リポート
2024年08月号
【動かすDX〈デジタルトランスフォーメーション〉(28)】AIで豪雨災害予測の精度向上へ/筑後川流域と川内川・球磨川流域の洪水リスクの増大に対応
九州で頻発する線状降水帯などによる洪水の予測精度向上のため、国は九大などに委託して実証研究に取り組んでいる。九州西部の長崎県福江島と鹿児島県下甑島に水蒸気量や気温、風速などを常時観測する「LIDAR(ライダー)」と呼ばれる高性能センサーを設置し、衛星データなどと統合した気象データを作る。このデータと過去の気象情報などをAIに深層学習させることで、高精度洪水予測の技術の構築を図る。 日本近海の海水温の上…