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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年09月号
<次の一手 第82局>詰将棋・詰碁
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本誌記事 連載(リポート・コラム・その他)
2024年09月号
四季漫筆「乾いた大地に憶良の温かさを」
身近な人の死のなかで、最も残酷で、最も辛いものは何か。我が子の死である。新聞社時代、親しかった先輩の娘さんが病気で亡くなった。若かった私は無神経に今の気持ちを尋ねた。日ごろ、軽妙洒脱(しゃだつ)な先輩だったが「話しても分かってもらえんだろうな」とだけ言って黙した。 後に多くの死を取材、記事化した私は我が子の死が他の死別とは比べようのない悲しみの理由に気づかされる。一つは、心の準備が出来ていない…
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本誌記事 エリアリポート
2024年09月号
【宮崎】姿を変えたこどものくに再び活気/地元民の「思い入れ」の遊園地はアウトドア施設などに
宮崎市民に長年、親しまれる青島地区の遊園地「こどものくに」が大きく生まれ変わった。かつて遊具があった場所は、キャンプなどができるアウトドア施設に変貌。7月にはスポーツ用品店「ムラサキスポーツ」の国内最大規模店が開業した。国内屈指のサーフスポットとして知られる青島の海を眼前に、サーフィン用品を豊富にそろえる。こどものくには新たなにぎわいを見せ始めている。 ムラサキスポーツ進出 国内最大規模の店舗に …
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2024年09月号
九州大相撲伝「日本統治下の朝鮮咸鏡南道洪原郡出身 力道山光浩(7)」
日本プロレスの二大潮流、大相撲と柔道 日本におけるプロレスの誕生と興隆には、大きく分けて二つの潮流があった。それは大相撲と柔道という日本伝統の格闘技の世界で活躍した経歴を持つレスラーたちで、主な顔ぶれをプロレス入り順にあげてみよう。(名前の下は最高位と出身地) 大相撲出身プロレスラー 力道山光浩 関脇 北朝鮮 駿河(するが)海光夫 前頭十四枚目 静岡県 九州山義雄 小結 福岡県 芳の里淳三 前頭…
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本誌記事 エリアリポート
2024年09月号
【鹿児島】加治屋町1番街区の再開発が始動/天文館と鹿児島中央駅の中間地点に高層複合施設
県都の中心市街地で検討されていた再開発事業が本格的に動き出した。随一の繁華街・天文館と、陸の玄関口・JR鹿児島中央駅との中間地点に位置する加治屋町1番街の大部分を再開発するもので、地権者には、同地区にあった家電量販店跡地を取得した九州旅客鉄道(JR九州、福岡市)も名を連ねる。再開発ビルは地上26階建て・高さ100メートルで、県内でも指折りの高層ビルとなる。 県内2カ所目の100メートル 420戸のマンションも …
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本誌記事 エリアリポート
2024年09月号
【沖縄】電子看板活用し国際通りを活性化/日本最大規模「屋外サイネージ」で独自のまちづくり
那覇市のメインストリート「国際通り」で今年6月、デジタルサイネージ(電子掲示板)を運用する官民連携の実証事業「国際通りストリートビジョン」が始動した。日本最大規模、計98台の連続した屋外サイネージでは、観光やイベントの情報、非常時における災害情報などが発信される。また、得られる広告収入は沿道美化に活用されるなど、独自のまちづくり策が展開されることになる。 来街者数は大幅に回復 課題見据え新たな施策 …
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2024年09月号
あの日あの頃/ミカサ・倉重 一男 社長
「JCI世界会議誘致で学んだ組織運営」 「そろそろ戻ってこないか」―。体調不良で入退院が続いていた先代社長の父から家業の三笠特殊工業(現ミカサ)へ入社を促されたのは30歳前。父の紹介で福岡青年会議所(以下、福岡JC)に入会したのは31歳の時だった。以来、社業と並行して財界子息、経営者中心の350人(当時)の会員にもまれながら活動に打ち込む日々がスタートする。 そんな中で転機が訪れたのは2000年。国際青年会議…
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2024年09月号
九州の志士「福沢に学び、渋沢に見込まれた『藤山雷太』」
藤山雷太は、1892(明治25)年に三井銀行に入行し、中上川彦次郎とともに三井財閥の改革にあたった。その後も芝浦製作所や王子製紙などの経営を立て直した。1909(明治42)年、渋沢栄一に依頼され、経営危機の状態にあった大日本製糖の社長を引き受け、短期間での再建を果たした。 教師、議員、そして実業家へ 藤山雷太は、1863(文久3)年、佐賀藩士・藤山覚左衛門の四男として有田郷大里村(現在の伊万里市二里町大里)で…
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2024年09月号
ホークス「企画力と強さが生んだ主催試合の観客動員増」
今シーズン、開幕直後から首位を独走してきたホークス。この快進撃により本拠地を含む観客動員は例年以上の大盛況! 快進撃の裏にある高いマネジメント力 開幕直後からパ・リーグの首位を独走しているホークス。今シーズンの強さはどこにあるのか。その一つの要因が、柳田悠岐選手、山川穂高選手、近藤健介選手を中心とした強力打線であることは間違いない。柳田選手が3・4月度のパ・リーグ打撃部門の月間МVPを受賞すると、…
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2024年09月号
元寇「弘安の役(続)」
博多湾への侵入 対馬・壱岐を蹂躙(じゅうりん)した東路軍は、壱岐で集結予定の江南軍を待ったが、いくら待っても現れない。しびれを切らして玄界灘を漕(こ)ぎ進み博多湾へと侵入して、志賀島南方方面を中心に、東は西戸崎、南は能古島東側海面に、その威容を現した。 このとき、博多の浜で待ち受けていた日本軍は、それっと勇み立ち、決戦の幕が落ちるのを、今や遅しと待っていた。しかし、沖合はるかに並んだ東路軍は、…