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本誌記事 業界・地域リポート
2024年04月号
【九州戦略〈関東・関西私鉄〉】収益拡大へ不動産ビジネスを中心に展開/運輸各社は人流に依存しない「非運輸事業」を強化
関東・関西に拠点を構えるJRや大手私鉄が、九州地区での事業展開に力を入れている。各社はコロナ禍で主力の運輸事業で大打撃を受け、今まで以上に非運輸事業への取り組みを強化している。一方、九州進出に伴い既存の同業他社との競争激化も予想され、各社の今後の動向に注目が集まっている。 人流回復も戻らぬ運輸収入 東急・近鉄は60年前九州進出 昨年5月から新型コロナウイルスの5類移行で、鉄道業界では乗降客数は回復し…
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本誌記事 業界・地域リポート
2024年04月号
【Focus Food business】地場食品会社が商品開発で新境地へ/健康志向や「世界的な環境保全意識」の高まりに対応
健康志向や世界的な環境保全意識の高まりを背景に、地場食品会社の商品開発に変化の兆しが出てきた。従来は、研究開発力や広告宣伝力に優れる大手とは異なり、味わいの追求や、伝統的な食文化との関連性に軸足を置いてきた。しかし最近は、原料の抜本的な見直し、機能性による付加価値などに新境地を求める動きが見られる。 「ピエトロ」大豆ミート商品 熊本企業の技術でおいしさ パスタ料理の外食チェーンや、ドレッシング…
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本誌記事 業界・地域リポート
2024年04月号
【INSIDE OUT〈東九州新幹線〉】基本計画から半世紀過ぎてやっと動きが/大分県は前のめりも宮崎県は別ルートでも調査費計上
基本計画路線の「東九州新幹線」を巡り、昨年11月に大分県が当初のJR日豊線沿いルートと久大線沿いルートの2案を比較した試算を発表。また宮崎県は来年度予算に「新八代駅ー宮崎」の九州新幹線との分岐ルートにも調査費を計上したことにさまざまな波紋が広がっている。 「基本路線」は全国で11路線 リニア中央新幹線のみ着工 日本の高度成長が続いていた約50年前に基本計画に位置づけられ、“塩漬け”状態が続いている東九州…
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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2024年04月号
〈九州新幹線西九州ルート〉「久留米経由案」浮上も地元は冷めた反応
九州新幹線西九州ルートの“今後”は、こう着状態に陥っている。依然として先が見えない状況が続いているが、その背景は同ルートが整備路線になった時点では、福岡市|長崎市を結ぶ在来線活用が前提だったからだ。当初、スーパー特急方式だったが、その後に国が異なる幅の線路を走れるフリーゲージトレイン(FG)の導入を提示し、武雄温泉駅(佐賀県武雄市)|新鳥栖駅(佐賀県鳥栖市)まで走らせることには佐賀県も同意した。しか…
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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2024年04月号
〈再開発〉「九大箱崎再開発」の優先交渉権はどこに…
福岡市東区にある九州大学箱崎キャンパス跡地の再開発の事業者を選定する入札が行われ、地場企業グループなどで構成する3グループが提案書を提出した。応募したグループは、「九州電力・九電工・東京建物」「住友商事・JR九州・西鉄・西部ガス」、ディスカウントストア運営の「トライアルホールディングス(HD)」。トライアルHDは、サントリーやセブン&アイなど42社で構成されており、入札後3社が加わった。 同キャンパス跡…
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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2024年04月号
〈ガバナンス〉スタンダード上場企業にも「株主提案」
東証スタンダード市場に上場している鳥越製粉(福岡市)が、アクティビスト(ものを言う株主)から株主提案を受けた。過去には、JR九州が株主提案を受けたことで話題になったことがあったが、同社はプライム上場企業。「アクティビストの視線がスタンダード市場に下がってきている」との見方もある。 鳥越製粉に株主提案を行ったのは、香港の投資運用会社リム・アドバイザーズ・リミテット系のファンド。リム社はこれまで、テ…
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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2024年04月号
〈沖縄〉沖バスの東陽バス買収で「路線再編」へ
「東陽バスとはこれまで、路線バスにおいて主に中南部路線での競合運行をして参りましたが、今件によって同社と連携・協力を行うことにより、さまざまな部門においてのシナジー効果が期待されます。(中略)これからは、時代の変化に柔軟に対応し、両社の事業を永続的なものにするため、これまで以上にお客さまへのサービス向上と生産性の向上を実現したいと考えています」─。沖縄バス(那覇市)が東陽バス(沖縄県南城市)の全…
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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2024年04月号
〈マンション高騰〉福岡都心部のマンション価格は「青天井」
福岡都心部で新築マンション価格の高騰が続いている。特に、福岡市内でも高級住宅エリアとして知られる中央区の大濠公園周辺では、販売価格の目安となる坪当たりの平均単価(以下、坪同)が500万円以上の高額物件(すなわち20坪で1億円超の億ション)が今後も相次いで供給される見通し。これに引きづられるように、都心部エリア全体での価格もジリジリ上がっている。 福岡市都心部の分譲マンション価格は、4〜5年前までは、平…
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本誌記事 NEWS SCRAMBLE
2024年04月号
〈企業不正(ダイハツ九州)〉素早い対応で地元への影響は「限定的」に
昨年12月、軽自動車メーカーの国内大手ダイハツ工業は、製造する64車種・3エンジンの認証試験で、174個の不正が発覚したと公表し、同日から国内外で生産中のすべてのダイハツ開発車種を、いったん出荷停止した。これに伴い、滋賀工場(滋賀県)、京都工場(京都府)、子会社であるダイハツ九州の大分工場(大分県中津市)、本社工場(大阪府)の生産も停止し、国内で完成車を生産する四つの工場と、エンジンを製造するダイハツ…
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本誌記事 春夏秋冬
2024年04月号
「鳥取三津子JAL新社長と稲盛イズム」
プロ野球日本ハム監督に新庄剛志氏が就任をしたとき“劇薬投入”などと騒がれたが、鳥取三津子さんの日本航空社長昇格には、「JALに初のCA出身女性社長誕生!『エリートはお呼びでない』息づく稲盛哲学」との見出しが躍った。 鳥取さんは長崎の活水女子短大卒で、当時の東亜国内航空(TDA)に入社。後に社名変更した日本エアシステムとの合併により日本航空入りした、いわば傍流のCA(客室乗務員)出身。 コロナ禍では、民間…