九州の志士「大牟田の近代化を進めた『団琢磨(たくま)』」

 1858(安政5)年に生まれた団琢磨は、1888(明治21)年に三池炭礦社の事務長に就任し、後に三井財閥の本社・三井合名会社の理事長に就任した。三池炭礦社の技術的発展を促進し、三池築港など大牟田の発展に貢献したが、1932(昭和7)年に血盟団員によって暗殺された。

アメリカ留学の経験

 1858(安政5)年、福岡藩馬廻(うままわり)役の父・神屋(こうや)宅之丞と母・やすの四男として荒戸4番町(現在の福岡市中央区荒戸3丁目)に生まれ、駒吉(こまきち)と名付けられた人物が、後に三井財閥を統率…

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