■第二部/産地◆緑茶◆抹茶などの欧米消費拡大追い風に/国内需要は減少続くも「コロナ禍」きっかけに新たな販路

 農林水産物や食品の輸出額は2021年に初めて1兆円を超えた。政府はこれを25年に2兆円、30年には5兆円に増大させる方針だ。その重点品目の一つが緑茶で、欧米では、抹茶(てん茶)など付加価値の高い品目の消費が拡大。九州では鹿児島や福岡の産地で、これを追い風に輸出が伸長している。

コロナ禍で売り上げ4倍増 EC業者との取引が奏功

この記事は会員限定です。ログインすると続きをお読みいただけます。